中小企業経営者のジレンマ

      2021/10/19

中小企業経営者のジレンマとは
理屈じゃ解かっていることを実践できないことに付きます
たとえば、目の前の売上を作ることに必死で、長期計画や経営指針の重要性は理解していても着手する時間が取れない
本当はまったく別の原因があるんだけどね
根本原因は何だと思いますか?

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
経営相談、特に集客や増客の事なら、お任せ下さい。

忘年会や新年会の席でも同じように悩みませんか?

カニを食べたら、お肉が食べれないし
 
スィーツを食べたら、フルーツが食べれないもんなぁ。

時間の使い方も同じ。

貴重な経営資源のひとつである時間をいかに有効に使うか。

目の前の売上を追いかける時間と、良い経営をするためのお勉強の時間

実は、理想のバランスは7対3 

質を高める3の時間をいかに工面するか?

ご自分の天秤はどんな基準になっていますか?

◆ 中小企業経営者のジレンマ

「そんなの、言われんでも分かっとるから(怒)」

ほとんどの中小零細企業の経営者さんが、理解しているけど、陥るジレンマがあります。

特に、零細企業ほど、悩みは深刻。

根本的な原因は、同時に二つの事が出来ないことにあります。

目の前の売上につながる行動と、長期的な成長発展や繁栄につながる行動に挟まれて苦悩されています。

目の前の事に追われ、将来を計画する時間がとれない。
将来の事ばかりやっていると、目先の予算を達成できず会社が無くなる。

経営者として勉強しようと、定期的に開催されている勉強会やセミナーに参加した方が良いのは解っていても、目の前の忙しさに追われています。

忙しすぎて、残業時間に勉強しようと難しいビジネス書を開いても、疲れすぎていてページをめくる前に、あくびが出たり、居眠りをしたり。

経営には野球のように9回裏ツーアウトからの逆転満塁ホームランはありません。

サッカーの再延長戦のように、サドンデス。

資金繰りがアウトになったら将来はありません。

目の前の予算を達成できなければ、倒産や廃業に追い込まれます。

なので、毎日、毎日、目の前の売上や資金繰りに追いかけられる日々になってしまいます。

そんな後姿を見て育った子供が継ぎたくないと思うのも、無理からぬこと。

では、どうすればそのような状況から脱出できるのでしょうか。

「それが判れば苦労しないよ」という声が思わず聞こえてきそうです。

定期的に開催されている質の良いセミナーに参加すると良いのですが、その時間もお金もないような状況ならどうすれば良いのでしょうか。

トイレ、ご飯、お風呂、信号待ち、電車に乗っている時、寝る前

何のことかというと、読書に使えそうな時間です。

お金も時間もなかったころのカカトコリさんが読書のために使っていた時間。

もちろん、技術書以外は中古本でした。

しかも、ブックオフの100円コーナーの。

たとえば、信号待ちの時。

読めても2ページほどです。

その中から気になるところや、実践してみようと思うことを次の信号待ちまで考えながら運転していました。

インプットしたら、アウトプットしないと学んだ意味がありません。

「今の自分に何ができるか」を絶えず自問していました。

もちろん、本に書いているからといってすべてが自分や自社に活用できるとは限りません。

むしろ、使えないことの方が多いかもしれません。

だからといって、目先の事ばかりに追われていたのでは将来の希望や夢を見ることもできません。

将来の希望や夢に向かって、ワクワクできない状態の事を「社畜」というのではないでしょうか。

初心忘るべからず。

何のために創業・起業したり、経営者という生き方を選択したりしたんでしたっけ?

大義名分や、きれいごとじゃなく、本音の部分の夢はなんでした?

カカトコリさん世代だと、女性にモテたいとか、ブランドものを身に着けたいとか、かっこいいクルマを転がしたいとか、うまい酒を飲みたいとか・・・そんな妄想もあるんじゃないでしょうか。

もっとも、今では、そのためにも、良い職場環境のある良い会社にし、良い経営者にならなければならないと、やっと気づき改心しています。

手元の手帳に「願望達成のための6か条」という資料があります

1. 明確な願望
2. 代償
3. 期限
4. 計画と実践
5. スケジューリング
6. 一日二回の読み上げ

カネがないなら知恵を出せ

知恵がないなら汗を出せ

と、昔の人は言いました。

最近の起業家や創業者を見ていて気になることがあります。

一般のサラリーマンの時と同じように遊んでいる。

その時間の半分でも、将来のための時間に使えば良いのに。

「子供との時間が・・・」

若手の経営者の中にはそんなことを言う方もいます。

会社が無くなったら、たちまち生活に困窮するのが、経営者という生き方ですよ。

社員さんや仕入先や外注さんに対する経営者としての責任の自覚がありますか。

 父は背中で
 母は胸で
 子を育て

経営者という生き方を選択したのはあなた自身じゃないのかな。

一緒に悩み苦しみましょう。

輝かしい未来のために。

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