初心者の事業計画書作成入門

      2021/09/08

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタントのお仕事をしています。
経営相談、特に集客や増客の事なら、お任せ下さい。

「お金がない」とか「時間がない」とか言う人の共通点をご存知ですか?

自縛です。

「ない」と思い込んでいるから、無いんです。

隙間時間の活用方法とか、少額でも積もれば山となることに気づいていない。

たとえば、「100円くらい」と思っている方。

毎日だと一か月で3000円、一年で36,500円ですよね?

このブログの購読料として請求して良いですか?(笑

昨日、こんなことがありました。

今月のツアーの旅費精算をしようとしたら、予想以上に札入れの中にお金がある。

「おっ!ロレックスのお店に行こう」

と、思いつつ、清算して良かったぁ。

会食のお金を現金で集金してクレジットで払ったのを忘れてた(汗
 
そろそろ、ロレックスのメンテ時期なので、予備のオメガを準備してた(危なかったぁ

個人のお金の管理も、会社のお金の管理も基本は同じ。

時間管理も同じですよ。

◆ 初心者の事業計画書作成入門
 
「起業おめでとうございます。
 まずは、事業計画書を作りましょう。
 事業計画書というと、難しく感じるかもしれません。
まずは、いまの生活を維持するのに、毎月、いくらあれば生活できますか?」

毎月の収入(売上)と毎月の支出(経費)の残りが貯蓄可能金額(利益)と考えたら、家計も事業資金も同じだと思います。

家賃(含む住宅ローン)、電気水道光熱費、学費、食費、通信費、交通費、レジャー費などなど

基本的な考え方は家計簿と同じ。

なので、冒頭の質問をするのだが、ご自身の生活を維持するためにいくら必要なのかが判断できない方が時々いらっしゃる。

創業するといろんなお金の支出が発生するけど、まずは、自分自身の人生の経営が先じゃね?

他人様のお世話をするには、自分自身に広い意味でゆとりがないと良い仕事はできないんじゃないのかなぁ。

家計簿をつけて、客観的にお金の使い方を把握することで、対策も打てるようになる。

その支出は本当に必要なのか?

支出の優先順位は間違っていないか?

事例を紹介しよう。

自宅が市街中心部よりも離れたのどかな田園風景に囲まれたところ。

客がつくかどうかわからないのに、いきなり市内中心部に事務所を構えてしまった。

家賃は毎月、18万円(税別)

始めて面談した時に言われたのね。

「社長なんだから、クラウン(高級車)ぐらい乗ってくださいよ」って。

当時、乗っていたのは日産のアベニール(大衆車)のしかも燃費の安いディーゼル車。

個人タクシーのように、乗っている車種が売上に直接影響するならその選択肢もあるけど、当時は年間に、多い時は9万キロも移動していたので、燃費もバカにならない。

一年間の燃料費の差額は10万円超。

パートさんのひとつきのお給料が捻出できる。

ちなみに、車両代の差額は約300万円。

若手の営業マンの年収相当。

その後、彼は事業縮小をし、さらには、事業内容も起業当初とは変えてしまった。

計画が甘かったとしか、言いようがない。

本当によくある勘違いなんだけど「社長」=「お金持ち」じゃないけんね!

税務当局の集計によると、中小企業の約8割が赤字決算なのだとか。

節税対策の名のもとに、赤字決算している企業もあるので、多少は引き算して考えるにしても、おそらく過半数が実質赤字なんだと思うよ。

「観却下」という言葉がある。

何かの仏教関係の書籍で出会った言葉。

世の中の事を心配する前に、まずは己自身の足元を固めよという訓えだと思っている。

自分の生活基盤も管理できないで、どうやって他人様のお世話が出来るのか。

従業員のいる企業も同じ。

従業員マップというものを作る。

従業員さんのご家族の年齢なども加味して作るんだけど、何年後には〇〇さんのお子さんは大学進学だから、年収は〇〇円くらいは無いとなぁ~、などと悩みながら作ってもらう。

正社員さん、パートさんも全社員分の希望年収をヒアリングしながら作る。

経営者の責任を自覚してもらうために。

経営者は夢のために働けるけど、従業員さんはまずは自分の生活のために働いている。

起業当初は、自分が自分を雇用していると考えて、生活費(お給料)の確保がいかに大変かを計画段階から織り込んでみていただきたい。

元セブンイレブンの伊藤さんも言っている

  客は来ないもの
  商品は売れないもの
  仕入れはできないもの

くらいに厳しく考えていないと、お客様も、従業員も、経営者の夢のために生きているわけじゃないからね。




本日もお読みいただきありがとうございます

この記事は参考になりましたでしょうか?

感想コメントなどをいただくと励みになります。

あなたの大切な方に記事の下にあるSNSのボタンをクリックしてシェアしてください。
きっと喜ばれるとおもいます。

このブログを「お気に入り」に登録しておくと便利ですよ

【以下告知】

【12月の無料メールマガジン】
「時間泥棒を防ぐよい方法」というお話です。
無料登録は今すぐこちらをクリックして下さい
https://www.cacatokori.net/merumaga/the-cacatokori

【著作一覧】
https://www.amazon.co.jp/-/e/B0043T34ZM

【過去セミナーDVD】
過去、セミナーを収録したDVDのお求めはこちらからどうぞ
https://amzn.to/2KAvObF

弊社への【講演やセミナー依頼、経営相談】は今すぐこちらからどうぞ
https://www.cacatokori.net/contact

 - 2018経営実務 , , , ,