必要な情報が届かない理由

      2021/12/10

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタントのお仕事をしています。
経営相談、特に集客や増客の事なら、お任せ下さい。
 
昨日は、某イベントの反省会でした。
 
カカトコリさんは担当委員じゃなかったんだけど、言いたいこともあったので参加。

言いたいことは、ほかの委員が言ってくれたので、悪者にならずに済んでホッとしてる(笑

いわく
 
一行目は二行目を

二行目は三行目を

三行目は四行目を・・・・
 
一行目がアウトなら続きは読まない。
 
たしかに正論。

では、その点に注意して作った告知の文章を必要な人に届けるにはどうしたら良いでしょう?



写真はカカトコリさんが持っているアマチュア無線機のイメージです
メーターがアナログ表示なところが良いでしょう?もちろん真空管を使っています。

◆ 必要な情報が届かない理由


あるサロンでの会話
 
「カカトコリさんが言われていたので、やっとニュースレターを作りました」
 
「ほっほぉ~、仕事の事やプライベートなことも入っていてなかなか良い感じじゃない」

「ただ、セミナーで言われていたような、リピート率の改善になかなかつながっていないんです」

ほかにも、同じような勘違いをしている人がいたので、念のため重要な質問をしてみました。

「どうやって既存客に届けているの?」

「サロンに来てくれた人に手渡ししています」

「あのさぁ、ニュースレターを作る目的を間違えてない?」

ニュースレターとかメールマガジンを発信する目的は、思い出してもらうため。

なので、ニュースレターを来てくれた人に手渡ししても、プライベートを公開することで仲良くなったり、ついで買いに結びついたりすることはあっても、本来の目的である忘れられている人に来店を促すことにはつながらないよ。

目的と手段を間違えている。

ニュースレターを郵送すると経費が掛かるからとメールマガジンを使っている人もいる。
 
どちらがより効果があるのかというと、明らかに郵送されたニュースレターの方です。

脳科学者の茂木先生によると、人は手間ひまのかかっているものをより重要だと認識し、記憶にもとどまりやすくなるそうです。
 
ニュースレターもメールマガジンも書く手間は同じなんだけどなぁ(汗
 
さらに、どちらも「開封率」という関所を乗り越えなくてはなりません。
 
どうすれば良いでしょうか?

ちょっと、ヒントになりそうな事例を紹介しますね。

岡山県は平成30年7月に「西日本大豪雨」により甚大な被害を受けました。

ニュースなどでも連日、倉敷市真備地区が報道され、まだ記憶に新しいことと思います。

現地にボランティアに何度も足を運んだ友人からの証言です。

行政が発信する情報が必要とするであろう方々に届かないという問題が現地でも発生していたそうです。

テレビやラジオでいくら呼び掛けても、被災している方々はテレビもラジオもありません。

大きな避難所にはテレビやラジオを置いているところもありましたが、全ての避難所にテレビやラジオがあるわけじゃありません。
 
もちろん、パソコンもありません。

スマホも充電が不十分だと緊急通話に使いたいから基本的に電源はカットになります。

行政にしてみれば、本来の情報発信の目的は、必要とする方々に、必要なタイミングで情報をお届けすることです。

が、情報発信しないとお叱りを受けるので、言葉はきついかもしれませんが、情報発信をすることが目的になってしまっていたのではないかと思慮せざるを得ません。

『最悪の状況を想定する』という危機管理の基本がどこかに置き去りにされていたんでしょうね。

通信手段も最悪の状況を考えると、心配なことがあります。
 
法改正により、プロの通信士の試験からモールス通信の実技が無くなっています。
 
モールス符号は通信機が故障していても、懐中電灯があれば通信できるのに。
 
自衛隊なら手旗信号に相当する通信の基本スキルです。

ニュースレターは通信と同様に広報です。

では、被災地で本当に役立った広報手段は何だったのでしょうか?

壁新聞と回覧板。

音声は消えてなくなります。

文字は記録されます。

まさに、温故知新。

世界四大文明が栄えた背景には文字の発明と後世に伝える記録の方法があったからです。

最悪の状況を想定し、日ごろから目的にフォーカスしたツールの使い分けを身に着けておきたいものですね。

追記
 
この記事本文を書いたのは昨日なのね

で、夕方、お役人様が西日本大豪雨からの教訓とか言いながら報道番組に出演されていた。

どうも、「最悪の状況」に対する想像力が欠如しているとしか思えないコメントだった。
 
電源の喪失が起こりうるんだってば(怒

 
追記 その2
 
ブログやメルマガををビジネス目的で書いている方へ
 
小冊子にして販売するという方法もあるよ




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