社員教育が浸透しない理由

      2021/09/10

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
特にBtoBのお仕事の販路開拓や新規開拓を低予算で仕組み化することが得意で「集客の鬼」と呼ばれることが多いです。

〇〇法人会の◇◇さんの紹介で電話させてもらいました。

※※の仕事の集客をお願いできないかと思って

めったに出ない電話に出てみると、いきなりのコンサル依頼の電話。

出そうになった言葉を飲み込むのに必死でした。

「あのぉ~、順番待ちされます?」

おかげさまで、タイトなスケジュールになっているので、何とかしたくてもできることと、出来ない事がある。
 
紹介者がいるので、顔も立てなきゃならんのだが・・・

ということで、急遽面談したら、販路拡大だけではなく、後継者問題や社員定着やら、経営方針やら・・・

どこから手を付けるべきか、悩み中(いまここ)

「とりあえずは、自分の分身である社員教育はいかがですか?」

ということで、本日は社員教育のことを考えてみたよ。

きょうびの若い子は黒電話の使い方、特にかけ方を知らないらしい。

◆ 社員教育が浸透しない理由
 
大きく分けて社員教育には2つの手法があります。

トップダウン型とボトムアップ型

トップダウン型とは文字通り、経営トップである社長の意思を社員に伝える方法。

社長から役員、役員から部課長、部課長から社員と伝言ゲームが行われます。

伝言ゲームの内容が文言化されていても、言葉の解釈や微妙なニュアンスの違いがあり、末端の社員さんに届くころにはすごい内容になってしまうことは容易に想像できます。

また、役員以下、どの階層の人たちも自分がかかわっていないので、「どうせまた・・・」などと、やらされ感に満ち溢れてしまうのも、この手法の欠点です。

考えてみて下さい。

人生には大きな転機になる決断がいくつかあります。

本人の意思を尊重しないで、進学や就職に親が介入し過ぎるとどうなるでしょう?

恋人や結婚相手の決断まで親に依存するような、馬齢を重ねただけの子供が出来上がってしまうんじゃないでしょうか。

で、そんな親に限って、職場でも同じようなことを無意識にやっている傾向があります。

特に、役職が上位の人はご注意ください。

悪意なく、無意識にやっているから恐ろしい。

そして、言うんですよね。

「自分の意見を言わない、待ちの社員ばかりだ」と。

社員は思っていますよ。

「どうせ、何を行っても最終的に決めるのは自分たちの意見を無視した社長の独断でしょ」と。

次のボトムアップ型の説明をしましょう。

その前に、ひとつ質問です。

あなたの会社の中で、本当にお客様の本音を知っている人は誰ですか?

カカトコリさんが毎月開催しているセミナー、売上創造塾の参加者にも時々、質問するのですが勘違いしている人が本当に多い質問です。

たとえば、食材卸のお仕事。

「自社の食材が美味しいから買ってくれている」

と思い込んでいるみたいですが、もちろん、レベル以下ではないのでしょうが、本当に美味しいかどうかを判断するのはエンドユーザーというか、一般消費者です。

どんな高給な食材を扱おうが、消費者が価値を感じてお金を払ってくれたり、リピートしてもらったりできなければ商売が成り立ちません。

しかも、消費者はそのお店が美味しいから利用しているとは限りません。

駐車場の出入りが楽だからかもしれないし、お店の看板が解りやすいからかもしれないし、単純に自宅から近いだけかもしれません。

そんな、お客様の本音に一番詳しいのは誰ですか?

ボトムアップ型と似ているところは、最終判断は社長がするという部分です。

最終判断を下す前に、管理職の意見や、現場のお客様の本音も参考にしよう、というのがボトルアップ型の一番の特徴です。

とある、総務部のお歳暮の話しを思い出しました。

顧客ランク表に応じて、ハムとか調味料とか高級酒を贈っていたそうです。

ところが、ある時、取引先の役員さんに届いたのはジョギングシューズ。
しかも、万が一、サイズが合わなかったときのために、役員さんの自宅の近所のスポーツ用品店での交換カード付。

なんでも、その役員さんがSNSで、ダイエット宣言をした情報をキャッチしていたそうです。

そんな気配りができる総務部のジョギングシューズですから、最初からサイズもピッタリ。

この総務部に新たに転属になった山口君の意見を採用したそうです。

総務の本音としたら、面倒くさいから、このランクはこのハムとかパターン的に対応した方がらくちんですよね。

ところが、同じお金を使うならと、ちょっとした取材力で、圧倒的に他社との差別化が出来てしまうわけです。

もし、あなたがお客様の立場なら、パターン対応の会社と個別対応の会社のどちらのファンになりたいですか?

どうすれば、お客様がファンになってくれるような対応ができるでしょう。

そのための社員教育の秘訣に興味ありますか。




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