中小企業はなぜ中小なのか

      2021/12/02

中小企業の定義はご存知ですよね?
じつは、元々は脱亜入欧、富国強兵政策の時代の名残でもあります。
当時は官尊民卑は当たり前。
その流れを断ち切る覚悟が無いと小さくともピリリと辛い強みのある独自性をいかした経営はできないと思うな。

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
特にBtoBのお仕事の販路開拓や新規開拓を低予算で仕組み化することが得意で「集客の鬼」と呼ばれることが多いです。

昨夜『はやぶさ2』のドキュメンタリー番組を見ながら思ったことがあります。

きっと、この壮大なプロジェクトの裏方では、多くのエンジニアさんや、数多の中小企業の職人さんたちのご苦労があったんだろうな、と。
 
自分にできることは当たり前すぎて、自己評価は必要以上に過小評価されるそうです。

自分では当たり前だと思っていても、予想以上に相手の方が感謝され、恐縮したことってありませんか?

中小企業で働く人も、もっとプライドを持って取り組めば仕事が楽しくなると思うんだけどなぁ。

◆ 中小企業はなぜ中小なのか
 
「ボトルネックはボトルの頭にある」
 
なにかの本に出てきた言葉。

ちなみに、ボトルネックとは首のようにくびれていて流れが悪くなる部分の事。

たとえば、道路の交通の流れを思い浮かべて下さい。

広いバイパスならスイスイと流れていても、一般道と合流し車線が狭くなったり、交差点があったりすると、交通の流れが悪くなり、渋滞の原因になりますよね。

交差点や車線減少というボトルネックがあるからです。

ところで、中小企業はなぜ中小企業と呼ばれているかご存知でしょうか?

お上(行政)が勝手にそのように呼んだからです。

名維持維新後、脱亜欧入政策、富国強兵政策の過程の中でシルクの輸出を中心に外貨を稼いでいた明治政府。

『あぁ野麦峠』や、富岡製糸場に代表されるように、当時はまだまだ人海戦術の時代。

海外から技術者や機械を導入するにも資本は必要。

その時代の名残りです。

さらに邪魔をしている言葉が「下請け」という言葉。

下請けという言葉が大嫌いなので、外注先とかビジネスパートナーと呼んでいる。

お互いに、強みを持ち寄り、より付加価値の高い仕事をするためのパートナーだから。

ところが、コンサル先でも、知り合いの経営者さんでも勝手に思い込んでいる。

「所詮、我々中小企業は・・・・」

「下請けだから・・・・」

それって、元請けさんや大企業に勝手に洗脳されていないか?

カカトコリさんの会社は行政が勝手に決めている区分では、中小どころか間違いなく零細企業。

ごめん。

それじゃぁ、零細企業さんに失礼だ。

超零細企業。

いまは、カカトコリさんを入れても、たった3人しかいない。

たった3人で、全国展開もできるし、海外のパートナー企業さんともお仕事をさせてもらっている。

思い出すだけでも、10社近い上場企業さんともお付き合いがある。

上場企業には確かに、修士どころか博士号をもっているような勉強好きな方々もおられる。

課題が解決できないと、専門家に相談に来る。

いまも、少なくとも5年後から本格的に動き始める巨大なプロジェクトの課題に取り組んでいる。
(守秘義務があるので具体的には書けない)
 
要はプライドの問題じゃない?

国家レベル、地球規模で目の前の仕事を考えているのかという。

怖いのは、長年の間に蓄積されたセルフイメージ。

「中小企業だから・・・」

「下請けだから・・・・」

という。

話題を変えよう

当たり前の反対は感謝

世の中には、二種類の人間しかいない

男と女

それぞれの強みで弱みを補い合いながら生きていかなきゃならないことは『日本神話』にも出てくる。

「私のでぱっている部分と、あなたのへこんでいるところをくっつけて、より良い国造りをしませんか」

すごい、プロポーズの言葉だよね。

社内でも同じじゃない?

全く同じ考え、同じ行動、同じ発想の人がいる方がおかしい。

異質なものがくっつくから新しいものが生まれる。

独自性や個性があるから存在価値があるし、各々が輝いている。

企業間取引も同じなんだよ。

経営規模なんか関係ない。

自社の強み、実績、そんなもの、自分では当たり前だと思っていることにもっと自信を持って良いんじゃない。

某建材メーカーさんに指名で呼ばれたことがある。

新建材の開発には成功したけど、製品化のためのアドバイスが欲しいと。

研究室レベルでは考える必要がないけど、製品化の段階では製造コストの削減のアイディアが求められる。

製品強度を上げるために、特殊な化学繊維を使うんだけど、カットした段階で繊維が毛羽立ってしまう。
 
いくら、開発室のエンジニアさんたちが雁首をそろえても、良いアイディアが出てこない。

とういう案件。

現場で現物を拝見し、5分もしないうちに問題を解決したんだけど、いくら請求したと思う?

少なくとも「下請けだから・・・・」とか「中小企業だから・・・・」という金額じゃないよ。

だって、カカトコリさんの中には、自分の会社のことを「問題解決のプロ」というセルフイメージしかないから。

ということで、中小企業の成長発展は社長のセルフイメージを変えるところからだと思うよ。

中小企業の一番のボトルネックは社長の思い込み。

自分のお仕事をなんて定義し直しますか?




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