社長は元気で留守が良いのか

      2021/08/26

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
特にBtoBのお仕事の販路開拓や新規開拓を低予算で仕組み化することが得意で「集客の鬼」と呼ばれることが多いです。

大分のクライアントさんが別府温泉で接待してくれる
しかも混浴で
 
という夢の途中で目が覚めて、悔しくて二度寝したら遅刻してしまった(爆
 

 
30分遅れで出勤したら、今度は、某経営者団体の理事という偉い人から電話
 
お役目として「理事の仕事してるか?」とお説教していたら出動時間

「さっさと行かんかい!(怒)」

「邪魔になる(怒)」

「もう、却って来んでえぇから」

と、朝から「わたし、定時で帰ります」どころか

「まだ、定時じゃないけど帰ります」が最近のブームな美人スタッフたちに叱られたカカトコリ(涙

どうすれば、そんな自由闊達で自主的で主体的な職場環境が作れるのか

興味のある方だけ、続きをお読み下さいませ

◆ 社長は元気で留守が良いのか

「社長、本当にヨーロッパ出張に行ってたんですか?
 本当は出張費をお小遣いにして、歌舞伎町辺りに潜伏していたんじゃないんですか?」

イタリアからイギリスに移動する帰国便にトラブルがあり、乗り換え時間がぎりぎりになったので、出張のお土産は羽田で買い求めた虎屋のようかん。

岡山名物の吉備団子でないだけましかと思ったけど、美人スタッフにばればれ

もとい

愛情を込めて冷やかされてしまった(苦笑

そんな、社長になったばかりのころの話し。

とあるお客様からの帰り道。

かなりハードな課題をいただき、雨と霧で視界不良な山道を考え事をしながら運転していた。

いつものように、いつもの通いなれた道なんだけど

まさか

いつものようヘアピンコーナーでアクセルを踏み込んだその瞬間・・・

見事にスピンしてしまい、気づいたら左側の前輪も後輪も側溝の中。

翌朝、出社すると思いっきり賀奈枝ちゃんに叱られた。

「社長に何かあったら、私たちはどうしたら良いんですか!」

当時は、社員は10名くらいいたけど、まったく組織経営が出来ていない家業状態。

何があってもすべて社長のところに相談が来る。

極端に言えば、営業の売込み電話の電話があったことまで報告してくる。

しかも、それは海外出張しているときも同じ。

近場の中国や韓国の時差の少ないところならまだしも、ヨーロッパでも同じ。

現地の仕事が終わり、ホテルに帰り寝ようとすると携帯が鳴る。

日本では朝だから。

「こりゃたまらん」

なれない英語で新規ビジネスの打ち合わせをし、フラフラな状態でホテルに返ってきているのに、そんなの関係ない、とばかりに電話してくる。

とにかく、担当の指名と、責任と権限を委譲しなくては身がもたない。

当時の最優先事項が「仕組み化」

ちょうど3年間に立ち上げた新規ビジネスは、最初から担当を決め、業務手順もマニュアル化してうまくいっていたので、パートさんでもほとんど任せきり。

なんとか、できないものか。

正直、すっごく大変だった。

20:80の法則って知っています?

ほとんどのできごと(約80%)は20%のルールで解決できるはず。

ところが、4%未満しか起こらない例外的な部分ばかり気にする社員が出てくる。

あえて言わせてもらうなら、大人になっていない、年を重ねただけの子供。

経営者と言えども、生身であり、病気もすれば怪我もする。

意思表明が出来なくなる事態になることもありうる。

自分で考える能力がない社員を育ててしまったのは誰の責任?

社員教育の総責任者は社長です。

役割、責任、権限、予算

そんなものも与えないで自主的であれとか、主体的に行動しろと言っても無理。

組織図と補足説明の文章を作り、社員さんたちと共有しなきゃ。

社長が留守に出来るのはそれからだよ。

全社的な仕組みがあればこそ、毎月、毎月、半分は社内に居なくても仕事が回るんです。

じつは、後日談があります。

その仕組み化や組織化を加速させる事件が発生しました。

組織化に取り組み始めた10年後に

ガンの宣告

「ひょっとしたら死ぬかもしれないな」

「もしもの時、社員さんが路頭に迷うようなことがあったら他人様の人生を預かる立場として申し訳ない」

そんなことを病室の真っ白い天井とにらめっこしながら思い悩みました。

「本当に自分にしかできない仕事って何だろう」

「先輩たちから教わったことは伝えることが出来るはず」

当時のカカトコリさんが関わっていた業務をリストアップし、振り分けてみました。

驚くべき結果に、正直、すごく気持ちが楽になりました。

なんと98パーセント以上の業務が教えることが出来るものばかり

つまり、組織化や仕組み化をもっと進めたら、社長がいなくなっても通常の業務はこなせるということです。

「えっ?本当なの?」

と思った方もいるかもしれませんよね。

想像してみて下さい。

急な身内の不幸や入院

自分自身の風邪や腹痛など 

仕事を休みませんか?

さらに想像を膨らませてみましょう。

もし、一週間とかひと月の入院が必要になったら・・・

さらにその期間を広げたらどうなりますか?

10年前に権限の委譲に踏み切ったからなのか、ちょうど一年前の2カ月弱の入院中はカカトコリさんがいない方が、売上も利益も通常の期間以上に好調でした。

きっと、近い未来、社員さんに言われそうです

「もう、出社してこないでください」と(苦笑

権限の一極集中ほど危険なものはありません。

いかに権限を分散させるかはリスクマネジメントそのものだと言ってもけして過言ではないと体験者として言わせてもらいます。




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