企業に利益が必要な理由
2021/08/04
ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
特にBtoBのお仕事の販路開拓や新規開拓を低予算で仕組み化することが得意で「集客の鬼」と呼ばれることが多いです。
香港が気になる。
特に、昨夜からの一連の騒動。
初めて訪問したのは、甲斐バンドの『ミリオンドルナイト』がリリースされたころ。
再訪問はイギリスから中国に返還される2年前。
本物の富裕層は、ヨーロッパやアメリカなどに引っ越した後だったけど、それなりの景色を堪能できた。
初めてビジネスクラスに乗ったのも、この時。
「本物のお金持ちは、視野が広いなぁ」と感心したのを思い出した。
そこで、本日は、企業とお金、特に利益の事を考えてみた。
あなたの会社では利益処分案が共有されていますか?
写真は香港の夜景
ネットでお借りしました
◆ 企業に利益が必要な理由
経営規模に関係なくその活動を維持、継続する経費
仕入れ資金
外注資金
雇用、およびその維持
損失を被った時の補填資金
商品開発や技術開発
販路拡大、宣伝・広告
借入金返済
建物、車両、什器類の買い替え資金
経理科目に関係なく、思い当たるものをいくつかリストアップしてみた。
そろそろ、夏のボーナスシーズンに向けて色々と考えなくてはならない時期だから。
業績が好調なら、従業員さんならいつも以上にボーナスの欲しいところ。
じゃぁ、単純に計画以上に多かった利益を山分けすれば良いかと言えばそうでもない。
「面倒だから、山分け」と言いたいところだが、長期的なことも考えて、体力強化のための内部留保金も増やしておきたいところ。
本当に経営者の悩みは尽きない。
利益が少なければ少ないで悩み、多ければ多いで悩む。
頑張ってくれた社員さんにも報いたいし、将来のための蓄えも必要。
雇用の維持安定のためにも体力は必要。
また、無理して好ましくないお客を断るためにも利益は必要。
目先の利益や売上が欲しいばかりに、好ましくない客と取引してしまうと、社員のモチベーションが下がり、生産性も悪化し、さらに好ましくない客とも付き合わざるを得ないという悪循環に陥る可能性が大きい。
好ましくない客と付き合うと、常連客は嫌気がして、同業他社に行く可能性もあるし、そうなると、従業員さんの定着率も悪化していき、よけいにクレームも発生しやすくなり、売上も利益も減少する。
良い客と付き合い、。仕事を楽しめるような、良い職場環境にするためにも利益は必要。
将来の商品開発、技術開発、次世代の人材格のなどなど、将来のためにも内部留保は多い方が有利。
ところが、従業員さんは業績が良いなら昇給しろとか、ボーナスを増やせと主張する。
もちろん、気持ちは痛いほど解かる。
気持ちがわかるだけでは従業員さんの反感をなだめることが出来ず、最近はめったに見なくなったが、最悪、労使紛争に発展し、ストに突入することも起こりうる。
ストで業務が停まれば売上も利益も減り、。売上や利益があるから雇用も維持できるのだが、立場が違えば、視点も意見も違い、なかなか、相互理解にいたらない。
では、具体的にどうすれば、労使の相互理解に結び付きやすいのか?
企業側の存在目的と社員さんの労働目的のすり合わせと言うか、お互いの利益が一致するよう話し合いを持つこと。
あわよくば、従業員さんの働く目的や夢の実現の手段として企業側ができることがないかという話し合いの場を定期的に持てないだろうか?
拙著『小さな会社のオープンルール経営のススメ』(同友館)にはそのあたりのことも詳しく書いてあるので、興味のある方には一読をお薦めする。
ザックリで言えば、企業理念や経営理念を明確にし、企業の存在意義、ビジョンや方針、事業計画や利益処分案もあらかじめルール化し、社員さんはもちろん、関係取引先などとも共用しようということ。
クライアントさんの中には、事業計画以上に利益が出た時や、逆の場合のルールを社員さんと協力し合って明文化している企業さんもある。
ちなみに、今日はおかねにまつわるこの言葉を紹介しておこう。
頭で稼ぎ、ハートで使う
【追記】
こちらのブログ記事も併せてどうぞ
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