リスクに対する考え方

      2021/10/18

一番のリスクって何だろう?
目的もなく延々と努力することじゃない?
人生は一度きりだし、時間は戻せないよ
努力が報われるように時々は確認しようよ
そのためには何から始めますか?

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
特に法人客相手のお仕事の新規開拓を低予算で仕組み化することや、流通チャネルの改善で収益性を改善することが得意で「集客の鬼」と呼ばれることが多いです。

立ち位置が違えば、意見は異なるもの。

今朝のニュースを見ながら、改めて実感。

円高に進んでいるので、景気がどうなるのかという報道内容。

本当にドル相場の影響を受ける会社はとっくの昔に、海外拠点にシフトしているんじゃないの?
 
衣食住のかなりの部分は輸入の方が増えているから、一般庶民はむしろ円高の方が喜ぶのでは?
 
ちなみに、弊社は輸入があるので、円高の方が嬉しい。

全体的には好景気な方が嬉しい。

原料を加工し、付加価値をつけて輸入していた工業立国の時代は、はるかに昔に感じるんだけどな。
 
ということで、 今日は、立ち位置が変われば評価も変わるし、ピンチもチャンスもリスクも変わるというお話し。


 
写真は海外出張の時に、何度かお世話になったシャングリラホテル。

◆ リスクに対する考え方
 
目先の売上が大切だと思う気持ちは大切。

でも、万が一の時、病気になったとか、大けがしたとか、身内の葬式があるとか、そんなときでも目先の仕事をしなきゃならないの?
 
そんな、脆弱な経営基盤でえぇの?

たまには、目先のことにとらわれないで、長期的な視点で、経営そのものを勉強する必要があるんじゃないの。

たしかに、どんな素晴らしい長期計画を作ろうが、目先の仕事が終わらないと先に進めないかもしれない。

成果を上げようとすれば、目先に事に集中し、必死に頑張るしかないと思い込んでいる気持ちもよく解る。

どちら言い分も間違っていないし、どちらも正しい。

さて、ここで問題です。

あなたは船出しました。

大海原です。

見渡す限り、海水ばかり。

手漕ぎのボートで、あなたは毎日毎日一生懸命にオールを漕いでいます。

ただ、人間の身体には、利き腕や利き足があるので、なかなか、まっすぐには進めません。

もちろん、風や潮流の影響もあります。

どうすれば、目的につくことができるでしょうか?

目的地も決めないで、毎日毎日、必死になってオールを漕いで、ふと気づいたときに、まったく望んでいない場所にいたらどうしますか?

大昔は、星や太陽の位置を参考にしたそうです。

その後、羅針盤を使うようになり、航海技術は飛躍的に発展したのだとか。

さらに、現代では、大型船舶は、GPS連動のコンピューター制御で自動航行が標準なのだとか。

肝心なのは、ツールではありません。

定期的に、現在地を把握しつつ、目的にたどり着けるように軌道修正をしているということ。

どっちのリスクが大きいですか?

目先の売上を放置すること。

目的地も決めないで、オールを漕ぎ続けること。

会社には軌道修正のきっかけがいくつかあります。

決算書が出来上がってきた時と、月次試算表ができたとき。

仕事内容によっては、日計も集計しているでしょうが、毎日軌道修正していたのでは現場が疲れるだけなので、お勧めはしません。

月間目標はクリアしているのか。

四半期ごとのデーターはどうか。

年次決算の内容は中期計画や長期計画とリンクしているか。

この話をすると、時々、勘違いする経営者さんがいらっしゃいます。

黒字にも、赤字にも、良いものと、悪いものがあります。

良いものとは、経営指針や経営理念と一貫性のあるもの。

悪いものとは、経営内容がぐちゃぐちゃなもの。

その組み合わせは4通り。

つまり

良い黒字

良い赤字

悪い黒字

悪い赤字

なかでも、経営コンサルタントの立場から言うと、一番たちが悪いのは「悪い黒字」

仕入れ業者や外注さんを泣かせ、むやみやたらに従業員さんを解雇し、払うべきものを払っていないような企業に将来があるでしょうか。
 
リスクには短期的なリスクと長期的なリスクがあります。

経営規模に関係なく、このふたつのリスクがあります。

経営が難しいのは、このバランスをとる必要があるから。

着眼大局、着手小局。

常にバランスを考えましょう。

リスクのないチャンスなんてありえません。

逆にピンチの中からもチャンスを見つけなくてはなりません。

リスクテイクが嫌なら、経営者という仕事は務まりません。

でも、お勤めの方でも同じでしょう。

会社が未来永劫、存在し続けるという保証はどこにもありません。

組合の影響力がつよく、首にならないまでも、企業そのものが離散集合を繰り返すこともあります。

転勤や海外赴任というリスクもあります。

つまり、どんな人にもリスクはついてくるということ。

そこで、リスクテイクの時の心構えというか、リスクに対する考え方が重要になってきます。

失敗しても、もとに戻すことができるか。

リスクヘッジはどの程度可能か。

失敗したときの被害は吸収できる範囲か。

最大、どのくらいの被害が想定されるか。

もちろん、完璧に元の状態に戻すことは不可能です。

吸収できる範囲のリスクなら覚悟を決めてチャレンジすることです。

挑戦しなければ失敗はないかもしれません、短期的には。

ただ、世の中も、お客様もどんどん進んでいきます。

気が付いたら、周りには同業者もお客様もいなくなっているかもしれません。

取り残されないようにするにはどうしたら良いと思いますか?

経営者なら、月に一回くらいは、日常業務を離れ経営の勉強をする時間を作りませんか。




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