採用面接と社長の役割
2021/11/02
社長の役割って何だと思いますか?
とくに採用面接を慎重にしないと、良い会社は作れません。
どうやったらリーダーシップを発揮できると思いますか?
ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
特に法人客相手のお仕事の新規開拓を低予算で仕組み化することや、流通チャネルの改善で収益性を改善することが得意で「集客の鬼」と呼ばれることが多いです。
嬉しいことがあった。
クライアントさんが、一人(一社?)無事に卒業。
カカトコリさんがコンサルするときのゴールは「自立自助」
資料やら、アドバイスやらよりも大切だと思っているのは、思考回路。
着眼点、分析力、戦略・戦術に落とし込む計画力、全社的に取り組む実践力。
そういった、あえて言うなら「思考回路」を身に着けてもらうこと。
もっとも、解らないことや悩むことがあったら、スポットコンサルでお願いしたいのだとか。
軌道修正は、こまめにやった方が良いんだけどね。
ということで、空き枠ができましたので、相談をしてみたい方や、相談を受けた方がよさそうな経営者さんをご存知でしたら、よろしくお願いいたします。
具体的には、読んでみて面白い記事があれば、あなた様のSNSで、シェア・拡散していただけると嬉しいです。
ということで、本日の記事は、昨日の最終コンサルから。
写真は製造中止が発表された日産キューブ
栄枯盛衰は世の常とはいうものの、社用車として、人気のピークの時に買ったので、ちょっと寂しい。
社員さんは「まだまだ乗るよ」と言ってくれているので、かなり嬉しい。
◆ 採用面接と経営者の役割
某優良企業のN専務からの相談。あと4年で事業承継予定。
前回の面談の時には「社長の役割とは?」という課題だった。
今回の面談では、採用に関する発言が気になった。
自分たちの仕事が何か、期待していることは何か
つい最近まで、現場にも出ていたので、ついつい、目に見えるもの、通常業務にとらわれている。
『星の王子さま』のなかに、大切なのは目に見えないもの、という主旨の記述がある。
経営者という立場で、この言葉を置き換えると、ビジョンやミッションじゃないのかと愚考する。
某先輩コンサルタントさんの書籍の書き出しは、いつも「先行きの見えない、混とんとした時代を云々」と読者の不安感をあおるような書き出し。
正直「えぇかげんにせえよ」と思う。
先行きが見えないのは、どの時代でも同じ。
言葉そのものは、ビジョンでもミッションでも何でもいい。
社員に夢や希望を感じてもらうことができないで、どうやってリーダーシップを発揮するのか。
言葉そのものの定義を語りだすと、本題からずれるし、長くなるので、割愛。
自社の仕事を通じて、どんな世の中にしたいのか。
池井戸潤先生の『下町ロケット』や『陸王』がなぜ人気があるのか。
経営規模に関係なく、舞台となる企業にロマンがあるからじゃないんだろうか?
たとえば、カカトコリさんの関係先に、その会社があったからこそ、瀬戸大橋の橋脚工事が無事に進んだという、中部地方の中小企業がある。
ある分野の専用機械をフルオーダーで受注生産している機械メーカーさん。
社員さんや、その関連外注さんも、きっと誇らしいことだろう。
そんな、すごいことじゃなくても、自社が存在し続けることができるのは、なんだかの形で、世の中の役に立っているからじゃないんだろうか?
個人相手のお仕事だろうが、法人相手のお仕事だろうが、役に立つことができなければビジネスとして成立しない。
たまに、○○業の地位向上がどうしたこうした という零細企業の経営者さんもいる。
もっと、自分のやっていることにプライドを持とうよ。
プライド、誇り、自尊心 そんなものが無くて、どうやって「一緒に仕事してみたい」と思ってもらえるだろうか。逆の立場で考えてみ、あこがれを感じない会社で働きたいと思うだろうか。
自社の生い立ちや、歴史、業績を振り返ってみようよ。
どんなことで、世間様の幸福に貢献してきたのか。
「自分も活躍したい」と思ってもらえる会社説明をしようよ。
特に、事務職などバックヤード系の仕事の場合、社会との接点が少ないので、お客様やエンドユーザー様からの感謝を聞くことが少なく、モチベーションに関係している。
華やかな表舞台の裏には、必ず裏方さんの支えが必要。
どんな役割を期待しているのか。
何を基準に評価されるのか。
人事評価が明確になっているだろうか。
してほしいこと、やってはいけないことを就業規則に書いているだろうか。
マズローの5大欲求を持ち出すまでもなく、就職活動をしているということは、どこかの組織に所属したいと思っているわけだし、所属するからには活躍したいと思っているはずなんだよね。
どんな、活躍ができるのか。
会社側の期待と、求職者の期待のすり合わせが採用面接だと思うんだよね。
で、
実は本日のメインコンテンツは、ここから
「採用面接の時は、誰でもネコをかぶっているじゃないですか」
なかなか、良いツッコミをありがとうございます。
お薦めするのは 3X3 面接
役員クラス
中間管理職クラス
若手代表
各々が3回ずつ面接する
で、問題はここから
たしかに、求職者もネコをかぶっているけど、会社側も余所行きの衣装を着ていないか?
3X3 だと、えぇ格好していても、すぐにばれる。お互いに。
特に、若手社員は、つい、愚痴や不満を漏らしてしまうかもしれない。
どうする?
「こんなはずじゃなかった」と言っても、採用までに使った時間や予算は戻ってこないよ。
自社のルール(経営理念、長期ビジョン、ミッション、方針、事業計画などなど)文章化し、全社員で共有すること。
自社の現在と目指すべき方向、ありたい姿を経営者が明らかにするところが出発点。
勤続年数に関係なく、自社のルールを社員が知らないと、求職者はどんなイメージを持つか想像してみ。
不安になるよね。
船の目的地を決めるのが、キャプテンの役割。
航路や、航法はスタッフの役割。
なにかのヒントになれば幸いです。
そうそう
おすすめ図書は、拙著『小さな会社のオープンルール経営のススメ』(同文館)であることを、お忘れなく。
(ここ重要 笑)
本日もお読みいただきありがとうございます
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