資金がない人の開業の極意
2021/09/02
ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
特に法人客相手のお仕事の新規開拓を低予算で仕組み化することや、流通チャネルの改善で収益性を向上させることが得意で「集客の鬼」と呼ばれることが多いです。
栃木から茨城経由で千葉に入る予定。
で、気になったのが、続いている停電。
東京電力さんの停電地図を見ていて、気づいたことがある。
館山市の洲崎神社は、四国方面から黒潮にのって流れ着いた民族がご先祖様なのだとか。
「阿波」の国とも言うけど、この「阿波」は「阿波踊り」の「阿波」と同じだという説もあるらしいよ。
そんな、昔のことを知らない偉い人たちが、指揮しているから南方面の普及が進まないんだな、と。
神奈川の三浦半島からの定期フェリーで救援隊を送れば、違っていたかもしれないね。
そんなエリア戦略的なことを考えつつ、今日は財務戦略の話。
つまりは、あなたも興味があるお金の話です。
写真はあなたにプレゼントしようと思って準備したもの。
写真でよければ、いくらでも、勝手にダウンロードして(爆
◆ 資金がない人の開業の極意
「お前らアホか?
未経験で不安を抱えている人たちに、『もっと支出が増えますよ』と、不安感をあおってどうすんの?」
とある、創業系のセミナーに参加した後で、経営指導員さんに文句を言ったことがある。
セミナーの趣旨は、独立起業者向けの資金調達法。
セミナーの内容は、融資の受け方と納税の話ばかり。
融資を受ければ、当然のこととして、金利がつく。
つまり、支出が増える。
たしかに、金利負担が苦にならないくらいに儲かればなんの問題もないが、儲かるかどうか判らず不安を抱えているから、失敗したくないからセミナーに参加しているんじゃないの。
儲かれば、納税だって何の心配もない。
だから、利益の発生源の根本である、集客を教えなくっちゃ。
『ビジネスの入り口は集客です』
と、カカトコリさんが主張しているのは、そういうこと。
とはいうものの、集客にも、いくばくかの費用は発生するし、目の前の生活費も確保しなくてはならない。
お金があれば成功できるわけじゃないけど、お金はあった方が有利。
それは、いくつかの前提条件が付く。
お金を生かして活用できる
という前提条件。
だから、冒頭の「アホか」発言につながる。
ビジネスの鉄則のひとつに、「金がないなら知恵を出せ」というのがある。
高校時代の数学の恩師がいつも言っていた。
「君の右耳と、左耳の間には何がある?」
その先生の数学の授業では、問題集の例題の解法を生徒が生徒に教えるという授業スタイル。
高校二年生の時に、2日休んだだけで、数学に落ちこぼれたカカトコリさんとしては、当番が回ってくると、本当に針のむしろに座らされているような心境だった。
悔しいから、試しにやってみた。
ゴンゴン、ゴンゴン。
右耳と左耳の間にある、頭を黒板に打ち付けてみた。
もちろん、解法を思いつくわけもない。
勉強してないんだから、知恵など出るわけがない。
インプットしないと、質の良いアウトプットにつながるわけがない。
今なら、そう思えるけど、当時は、とにかく解らないから逃げ回っていた。
逃げ回っているから、よけいに苦手意識が深まるという悪循環。
その後、工学部に進み、徹底的に勉強したというか、一般教養の必須科目である微分積分の単位を取得しないと卒業要件を満たさないので、必死で勉強したけどな。
ビジネス、特にお金の話も一緒だよ。
苦手だからと言って逃げ回っていてもなんも良いことはない。
苦手でも経営者には必須科目なので、しっかり勉強しなきゃ。
そもそも、これから独立開業や起業しようかという方々は、銀行や税務署に対する敷居が高い。
敷居が高いから相談もしない。
相談もしないで、不安がっているからさらに不安が募る。
もっとも、解らんでもないけどな。
初めて、金融機関に行ったときには、おどおどしていたのを見かねた、先代に言われた。
「ここは、金がない奴が金を借りに来るところじゃ。
金がないことにかけては自信があるじゃろ?
堂々と、金がない、と言ってやれ」
ちょっと長くなるから、ちょっと端折るよ。
銀行に融資の相談に行くと、普通は断られる。
主な理由の一つが、決算書がないこと。
おかしくねぇか?
これから、ビジネスをしようかという人に決算書の提出を求める方が。
代わりの事業計画書を提出しても、所詮は絵に描いた餅。
いくらでも膨らませてかけることは銀行さんも重々承知なので、なんの足しにもならない。
じゃぁ、どうするべ?
右耳と左耳の間にあるものを活用する
ただし、ゴンゴン、ゴンゴンと黒板に頭を打ち付けるわけじゃない。
先人たちの知恵を借りる。
たとえば、昔の大工さん。
着手で三分の一
上棟(棟上げ)で三分の一
引き渡しで三分の一
最初の三分の一が人件費で、次が材料費 というのが、昔の職人さんたちの相場だった。
実際、カカトコリさんの実家はこの支払方法。
前受け金、予約金、着手金・・・名前や呼び方はいろいろあるけど、手元に資金を作る方法はいくらでもある。
この話をすると、決まって言われる。
「うちは、日銭商売なんだけど」って。
日銭商売でも、客のお金を活用し、運転資金にする方法はある。
しかも、先ほどの大工さんの事例のように昔の話じゃない。
いまでも、大手の上場企業が正々堂々とやっている。
すべてじゃないけど。
クレジットカードのギフト券、ビール券、図書券、定期券、回数券・・・・
すべて「前受け金」でしょ?
定期や回数券は自己使用かもしれんけど、図書券やビール券は次の新規客を紹介してくれるツールでもある。
すごくない?
はっきり言うけど、金がないんじゃないんだよ。
知恵がないだけ。
ただし、気を付けてほしいこともある。
前受け金だろうが、融資だろうが、今回は紹介していないけど出資金だろうが、共通しているのは、他人様のお金を預かっているということ。
商品や役務(サービス)を提供して初めて、自分のお金になるということ。
昔の職人さんには、たまにいたんだよね。
着手金で、飲む、打つ、買うの三拍子。
前の材料費は踏み倒して、生活費に消えている なんて、落語の世界だけかと思ったらたまにいる。
仕事のお金と、個人のお金の区別のつかない人。
人間だれしも、「出来心」という弱い面も持っている。
なるべく早く法人化し、経理を公開することを強くお勧めします。
法人になれば、融資も出資も受けやすくなるよ。
もちろん、メリットだけじゃなくデメリットもあるので、財務戦略に詳しい専門家に相談した方が良いと思うよ。
本日もお読みいただきありがとうございます
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