売上倍増計画書の作り方
2021/08/12
ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
特に法人客相手のお仕事の新規開拓を低予算で仕組み化することや、流通チャネルの改善で収益性を向上させることが得意で「集客の鬼」と呼ばれることが多いです。
なんとか、千葉のミッションを完了。
とは、言っても、東京電力さんの公式ホームページをちょこちょこ確認しながらの移動。
停電の復旧状況を確認しながらの移動でした。
ところで、なぜ、見込が甘かったのか?
カカトコリさん的には、理想と現実のギャップを把握していなかったからじゃないかと。
東電さんだけじゃなく、千葉県の初動も遅すぎ。
ヘリを飛ばせばすぐにわかること。
「必要な情報が集まらなかった」ということは、現場は情報発信すらできない状況なのでは?と想定するのが危機管理の基本。
計画が甘すぎ。
ということで、経営者向けに甘すぎない計画をつくるために、何をどうするかを書いてみた。
写真は千葉市消防局の「おおとり2」
◆ 売上倍増計画書の作り方
先に言っておくけど、倍増なんてセコイこと言わなくて、5倍でも10倍でも好きにしていいよ。
事業計画書って作ったことありますか?
「計画通りにいかないからやめた」
「何を書いたら良いのか判らない」
という方も多いのではないでしょうか?
試しに、インターネットで検索してみても、いろんな書式があり、どれが正しいのか全く判りません。
作ったことがあっても、きっかけが金融機関に融資の申し込みをするためとかだったら、「特盛5人前!」みたいな感じで、超大盛りになっていませんか?
なんで、わかるの?
のぞき見したでしょう?
いろいろと言われますが、以前のカカトコリさんも事業計画書は融資のために作っていた時期があるからわかるのです。
銀行のために作った事業計画書が使えるわけないじゃないですか。
自分のため、自社のために使える計画書にしなきゃ。
極端な事業計画書はこんな感じ
あんこにハチミツをかけたような、超甘い売り上げ予想
霞でも食っていくんですか?と嫌味のひとつも言いたくなるような経費
こんなに利益が出るなら私がやります、と怒りたくなる利益見込み
これだけしか書いていない。
一万歩譲って、問題になるのが数字の根拠
同業他社やライバルと差をつけるための戦略
戦略を実行に移すための日々の具体的な行動
資金調達方法
(資金はなくても開業できるのはこちらを参照 https://www.cacatokori.net/blog/201909133100)
これらの中で一番重要なのはどれだと思いますか?
数字でしょうか
戦略でしょうか
それとも
日々の行動でしょうか
ごめんなさい。
一番重要なのはこの中にはありません(おい
一番重要なのは『動機』
なぜ、それをしたいのか。
もっとも、ほとんどの人が「お金持ちになりたい」と本音レベルで答えます。
一般的な中小企業の経常利益率は4~6%と言われています。
しかも、中小企業の約8割は赤字決算。
「お金持ちになりたい」という動機なら、ほかの生き方を選んだ方が良いと思うよ(マジで
『経営者』と聞くと高級車に乗っていたり、豪邸に住んでいたりするイメージがあるかもしれないけど、その舞台裏は借金だらけで、本当のところお金はないのに、見栄を張っているだけ、という社長さんもいっぱい知っているよ。
逆に言えば、赤字だろうが儲からなかろうが、それでもやりたいという動機がないと、こころが折れてしまうよ。
「そっかぁ~、やっぱり大変なんだ」
と、思ったら、マジで独立はやめてください。
あまりにも、素直すぎるし、あまりにも、数字に弱すぎる。
確認のために、もう一度、言うよ。
8割が赤字で、平均経常利益率が4~6%
この文言をそのまま素直に受け取っているようでは、成功はおぼつかない。
「ちょっと、待ったらんかい!
ということは、のこり2割の黒字企業が圧倒的に儲かっていることでしょ」
と、ツッコミを入れるくらいでないと。
この意味が解らんのなら、続きを読むのをやめて、拙著『一天地六の法則』(サンマーク出版)からお勉強をし直した方がえぇぞ。
つまり、国内の企業の約30万社がそれなりに儲かっているということだし、カカトコリさんの推察では、その中の6万社がダントツな利益をたたき出しているということだからね。
ただし、どの世界でもダントツを目指すのは勝手だけど、なるのは簡単じゃない。
だから、動機が大切。
もちろん、綺麗ごとじゃない本音の動機。
ただし、「お金持ちになりたい」はダメ。
お金は手段であり、目的じゃないから。
お金は目標にはなっても、目的にはなりえない。
お金を儲けてどうしたいのか?
ZOZOTOWNを辞めた前澤さんみたいに「月に行く」でも構わないけど、とりあえずは、頑張ったら実現しそうな範囲にしておいてね。
実際に儲かってからバージョンアップしても間に合うから。
次のステップは、動機をそのまま発表したのでは、周囲を巻き込むことはできないので、第三者に見られても良いように着飾ること。
使命とかミッションとか理念とか、言葉は少々は何でも良いけど、そのお仕事を通じて世の中にどんな貢献をしたいのか、どんな悩みを抱えている人のお役に立ちたいのか。
ヒト、モノ、カネの部分も計画してね。
さらに、同業者やライバルがいないお仕事なんて無いし、もし、仮に競合がいないということは、ビジネス的な魅力がないということなので、やめておいた方が良い。
「うまいものには、ハエがたかる」という言葉がある。
儲かる可能性の高いビジネスには、同業者やライバルがいるのが当たり前。
問題は、いかにライバルや同業者と差をつけるか
(この部分は10月5日土曜日のセミナーで話すので、予定を開けておいてネ)
(さらに追記 その時のセミナーの様子はこちらからどうぞ ⇒ https://amzn.to/2HXLGbz)
どんなことで、同業者やライバルに差をつけるかが決まったら、ここからが大切。
そのために、具体的に何をするのか?
5W2Hで、行動計画を作っていく。
この時の注意点は、やりたいことではなく、できることを書くこと。
たとえば、スワヒリ語を話せるようになりたいではなく。
スワヒリ語を教えてくれるところを探す。
教室に申し込み、通うなどなど。
できることを積み重ねるしか、やりたいことを実現させる手段はないからね。
よく、初心者の方がここをまちがえる。
日々の行動、毎月の行動、年間の行動・・・
さらに、事業計画書との定期的なすり合わせや必要に応じて軌道修正も必要。
ただし、注意点がある。
たとえば、ヨーロッパ旅行を計画したとしよう。
予算が限られていることに気づいて、飛行機じゃなく、韓国までフェリーで行きのこりは歩くなり自転車はあり。
予算が限られているから、東南アジアにしようは、ダメ。
いつまでも、目的地にたどり着けない。
目的、目標、手段
手段は色々ある。
本音の動機、つまり目的は変えない。
目標は内部環境や外部環境の変化で、軌道修正する必要があるかもしれない。
でも、動機を忘れない。
アウグスティヌスはこんな言葉を残している。
「奇跡が起こるように祈り、成果を求め行動しなさい。」
カカトコリさん的な解釈は、祈ることにより、動機を何度も思い出せという意味じゃないかと。
どんなにすばらしい計画書を作っても売上は上がりません。
売上を上げるのは計画書ではなく行動です。
ただ、日常業務に追われ、初心を忘れることがないように、かなえたい夢をあきらめないように、書き残しておくために、事業計画書の定期的な見直しが必要になるのです。
特にこれからビジネスを始める方には、創業者にしか書き残せないことなので、なぜ、その仕事をしようと思ったのかを書きましょう。
書くことで、考えがまとまり、悩みも減ります。
そうそう、肝心なことを
事業計画書のひな型からはみ出さないと、本当につかえる事業計画書は作れません。
本日もお読みいただきありがとうございます
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