日本人向け働き方改革の神髄

      2021/09/02

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
特に法人客相手のお仕事の新規開拓を低予算で仕組み化することや、流通チャネルの改善で収益性を向上させることが得意で「集客の鬼」と呼ばれることが多いです。

横浜、関内と言えば講師デビューした思い出の地。

まさか、そこから、経営コンサルタントの仕事を始めるなんて思いもしなかった。

とある、素敵な女性との出会いがきっかけなんだけどな。

彼女の得意を生かすアドバイスをしたら、素直な彼女は、実践し続け、総理大臣表彰まで受けてしまった。

本当に彼女の素直に個性を発揮した、実践力には頭が下がる。

個性を発揮すると言えば・・・・

写真は、昨夜、衝動買いしたお弁当と、明治時代の関内

 

 

◆ 日本人向け働き方改革の神髄
 
「それって、150年前の日本に帰れってことなんじゃない?」

今年の夏休みの課題図書の一冊が『逝きし世の面影』(平凡社ライブラリー)
江戸後期から大正初期に日本にやってきた外国人のもろもろの感想を集めたもの。
絶賛もあり、酷評もあり、当時の日本の本当の姿を垣間見ることができる貴重な一冊。
 
たとえば、技術面を見ると、からくり人形があったり、見たこともないような蒸気船を作ったり、世界遺産にもなっている反射炉を作ったりと、相当に高度な基礎技術はあった。
 
多くの専門職人が、それぞれの特技で活躍していた時代。
もちろん、技術面だけでなく、商業面では堂島の米相場の仕組みは世界の最高峰の仕組みであり、お寺を中心にしたコミュニティや、日本各地に残っている河川工事や治水工事の数々。
各々が、できることを集約し、日本独自の文化を構築していた。

大きく変わるきっかけが、脱亜入欧と富国強兵

思うに、明治政府をつくった明治維新の偉人たちに教養はあったのだろうか?

文化や文明は見れば、そのすごさは理解できる。

が、教養は、形にしにくい。形はあっても、汲み取りにくい。

葛飾北斎や多くの焼き物が、海外に大量の流出しているのは周知の事実。

教養のない人たちがリードするとどうなるのか、という課題にやっと気づき始めたのか、相変わらず、海外の圧力に屈し続けるのかの境目にいるような気がする。

富国強兵を実現するためには、今のアベノミクスじゃないけど、外貨を稼がなければならない。
そのためには、工員さんのレベルを一定以上にすることが前提条件。

つまり、得意を生かし、個性を発揮する方向から、好き嫌いに関係なく、弱点を底上げすることが必要になる。

音楽や芸術、体操や図工は好きだけど、算数や理科が苦手なこどもにも算数や理科を押し込む教育が必要になる。

読み、書き、そろばんの時代から、しかも、行きたい子供だけが通っていた時代から、義務教育への大転換。

さらに、拍車をかけたのが、戦後のアメリカの占領政策。

以前、中曽根さんの「不沈空母」発言が問題になったけど、アメリカ経済から見ると「不沈工場」でもあった。

なぜ、アメリカ本土から数千キロも離れた、ファーイーストに工場を作ったのか。

高度成長期の多くの公害問題を考えたら、すぐにわかること。

教育面でも、英語がなぜに義務教育なのか疑問がある。

国際人育成なんていうけど、真の国際人は、まずは、自国の文化や伝統に誇りを持っているよ。

言葉なんか、必要なら通訳をつければ片付くことじゃない。

そのひずみがどんなところに現れているのかは、カカトコリさんが改めて言う必要もないのでは?

あえて言うなら、先進国の中での異常な自殺者の多さと、低年齢化。

よく、経営資源として、ヒト、モノ、カネと言われ続けているし、最近では広まった方が嬉しい人が増えたのか「情報」も経営資源だなんていわれているけど、一番重要なのは間違いなくヒトだよ。

モノ、カネ、情報を取捨選択するのはヒトだからね。

ヒトの次に見逃しがちなのが、モノやカネや情報でなく、時間。

時間ほど貴重なものはないし、ヒトを育てるにも時間は必要。

文明は極端に言えば、一瞬で理解させることができるけど、教養は日々の積み重ねだし、さらに何十年どころか、何百年も、何千年もかかる。

日本語独特の表現として、茶道、剣道のように「道」というものがある。

カカトコリさんは、小学生のころに剣道を習っていた。

当時は、夏は暑いし、冬は寒いし、嫌でいやでたまらなかった。

大人になって、知ったんだけど、「道」とは「生き方」だと。

生き方は時間の使い方でもあるよね。

自分が本当にしたいこと、自分が本当にやりたいことのために時間を使っているだろうか。

昨日も、電話コンサルしながら、なかなか宿題を提出してこないやつに思わず言った。

「計画書の提出に3年かかっているってことは、創業にはあと30年必要だし、成果が出始めるまでには300年はかかるよ」

独立開業し、とりあえずの成果を出すには10年はかかる。

時間が無限にあると思っているのかと思って、ついつい、そんなことを言ってしまった。

本当に働ける期間って、20歳前後で社会人になり定年を60歳だとして40年くらいしかないし、70歳だとしても50年。

ましてや、独立起業を思いついた自分の年齢を考えてみたら・・・

時間の無駄遣いがいかにダメージになるか、長期的に考えたことがあるんだろうか。


働き方改革で、時間短縮がクローズアップされている。

ヒトと時間のことを話してきたけど、思い出したのがこの言葉。


 売上は努力
 経費は意識
 利益は知恵

このなかで、時間の制約を受けないのはどれ?

意識と知恵だよね。

潤沢にお金があれば・・・

そんなことを考えたことのない経営者さんに会ったことがない。

でもさ

潤沢にお金があったら、そもそも、仕事をする必要があるの?

「シゴト」は志事になるんじゃないの?

お金も時間も自分が本当にやりたいこと、つまり志事に集中させないと、成功曲線は上がらないよ。

どこに集中させるかって?

仕事じゃなく「志事」にきづけるように、自分自身に、自分自身の教養を高めようよ。

「この仕事を通じて、こんな世の中にしたい。」と堂々とホラが吹けるように。

今日の記事を読んだ方がご自身の得意な分野で個性を発揮され、それを見た方々が個性に目覚め、笑顔があふれる日本を取り戻したい。

そんなホラを吹いておこうっと(笑





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