経営戦略とモチベーション
2021/09/05
ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
特に法人客相手のお仕事の新規開拓を低予算で仕組み化することや、流通チャネルの改善で収益性を向上させることが得意で「集客の鬼」と呼ばれることが多いです。
♪ ちょっと一杯のつもりで飲んでぇ～～♪
と、歌っていたのは、往年の植木等さん。
ちょっと、一杯のつもりで、喫茶店に入ったら雨が降り出し、出るに出れなくなり、困っているカカトコリさん。
午後からは、静岡県西部と、愛知県東部の訪問予定があるのになぁ。
たまには、内省の時間でも取るかと・・・
過去の失敗事例をいかに未来に生かすか
今日のブログは、過去の失敗です。
同じような失敗をしないために、あなたなら、どんな取り組みをしますか？
◆ 経営戦略とモチベーション
「そりゃぁ、客から嫌われるわけだ」
戦略の基本は、取捨選択。
やらないことを決める事。
限られた経営資源を強みに集中するために。
戦略の転換により、閉店があったり、撤退があったりするのは、我々中小企業だけではなく、逆に大手の方が判りやすいかもしれない。目立つから。
撤退にあたり、一番、スムーズにいくんじゃないかと思っているのは、フェイドアウト。
自然消滅。
「そういえば、いつのまにかなくなっているな」という感覚。
客の方から見れば、「買ってやっていたのに」とか「儲けさせてやっていたのに」とかいろいろと反感をかうこともある。
本当に、売上や利益が出ているなら、だれが好き好んで閉店や撤退の判断をするだろうか。
昔から、「しんがり」が一番難しいというのは、戦いの常識。
実は、カカトコリさんも失敗したことがある。
法人相手のルート営業のお仕事。
ある社員にその地区からの撤退を指示した。
戦略の基礎や、経理情報の公開はしていたので、理由は理解しているに違いない。
うまく「しんがり」を務めてくれるに違いない。
という、勝手な期待と、思い込み。
甘かったね。
担当者の数字未達じゃなく、経営戦略上の判断だということがまったく理解されていなかった。
担当者レベルだと勘違いしたのか「こんなに頑張っているのに」と、客先で愚痴ってしまった。
戦略の情報漏洩。
自然消滅が理想なのに、「会社の方針で、もう訪問できません」って、言ってしまったもんだから、客としては、怒るよ。
例えてみると、大人の恋愛と一緒。
別れ話を切り出すから、修羅場になる。
フェイドアウトなら、もめな（はず。経験がないから知らんけど 笑
根本原因は、もちろん、社長である自分にある。
思い込みや、勝手な期待は、ほとんどの場合、具現化されることはない。
ましてや、頑張ればなんとかなるというタイプの人間に頑張るなと言うのだから。
理由を説明し、理解してもらっただけではダメ。
脳みそと、心は別物。
納得し、次の目標にコミットしてもらい、個々の理解度に応じて、具体的な行動指針まで示さないとうまくいかない。
モチベーションとスキルにあった指導をしていかないと、うまくいかない。
理解できることと、実践できることは違う。
なぜ、そうなのか。
こまかく、説明するには、外部環境の変化、業界の一連の流れ、市場動向のことなど、書ききれない。
というか、詳しく語り始めると、数冊の本が出来上がってしまう。
本人が得意と思い込んでいること。
周囲から見たときの強み。
自分自身の強みはほとんどの人が気づいていない。
自分が好きなことや、興味があることを勝手に強みだと思い込んでいる。
強みを生かせる場面を戦略的に作っていかないと、社員は自己否定されたような気になり、モチベーションが下がってしまう。
「○○さんは、△△が得意だから、◇◇は※※君に任せて、△△の仕事でもっと活躍してほしい」
勝手な思い込み、勝手な期待がコミュニケーションギャップを生むのかな。
悩ましいところじゃ。
本日もお読みいただきありがとうございます
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