競合は同業者だけではない
2021/09/02
ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
特に法人客相手のお仕事の新規開拓を低予算で仕組み化することや、流通チャネルの改善で収益性を向上させることが得意で「集客の鬼」と呼ばれることが多いです。
近畿地区某所に潜伏中
奈良と兵庫の定期訪問をコンプリートすれば、今月のツアーも無事に完了。
あとは、おうちに帰るだけ。
ところで、こんな質問をいただきました。
カカトコリさんは、よく、『ライバル及び同業他社』という表現を使いますが、なぜですか?
たとえば、システムキッチンのライバルは、ハーレーやフェアレディZです。
どういうことか解りますか?
新しくは
小説のライバルはSNS、とも言われています。
さらに・・・
◆ 競合は同業者だけではない
平家物語がなぜに、歴史のなかで読み継がれるのか。
栄枯盛衰、勝者必滅を語っているだけでなく、解っていてもついついやってしまう、人間の性(さが)を扱っているからじゃないかと思っている。
だれでも、調子のよいときには有頂天になってしまう。
「えぇ~~、そんなことないよ」
と、思ったあなたに質問しよう。
なにかで、臨時収入があったとき、気分が大きくなってしまったことはないだろうか。
宝くじに当たったとか、パチンコで勝ったとか、社長賞で商品券をもらったとか。
本当は、そういうラッキーな時こそ、将来に備えた方が良いのに、理屈じゃ解っていても、ついつい、やってしまう。
それは、ビジネスでも同じ。
ヒット商品が出たり、思わぬことで売り上げが上がったりすると、本当は外部要因があったにも関わらず、自分の実力だと勘違いする経営者さんの多いこと。
もちろん、自分のことは棚に上げて言うけどな(笑
勘違いするならまだしも、さらに、好調な業績がいつまでも続くと思い込んでしまう。
気が付いたときには、手遅れというのは、実はよくある話。
国民的なヒット商品が、売上のわりに利益はそうでもなかったということも実はよくある。
売れ続ける見込みで、増産体制にシフトしたとたんに、売上が鈍化し、過剰在庫になったり、在庫処分費がかさんだりで、意外に儲からなかったという事例もある。
毎月の売上創造塾の中では、見極めのタイミングも教えている。
なぜなら、好事魔多しというように、気をつけないと仕事が順調な時には、公私いずれかで思わぬ落とし穴が待ち構えているから。
好調な時ほど、次のステージに向けての準備をするとき。
資金面でもゆとりがあるし、精神面でもゆとりがあるから、落ち着いて判断することができる。
予期せぬ、好調を自分の実力だと勘違いしていると、ヤバい儲け話に乗ったり、下手な節税話で騙されたりと、ろくなことがないので、何度も言うけど注意するように。
そもそも、事業計画通りに儲けることが大変なのに、計画以上に儲かることは異常事態なのだ。
とはいうものの、予期せぬ成功をうまく使っている人がいるのも事実。
うまく使っている人の特徴は、小さな成功で満足しないこと。
「もっとうまくいく方法がないか」と、ビジネスの研究に余念がない。
うまくいっている異業種からヒントを得たり、次のステージに向けて経営革新に取り組んだりする。
市場の変化にも敏感で、次のステージに向けての投資も積極的に行う。
特に、人材への投資を積極的に行う。
人財への投資が経営の中で一番重要だから。
それだけではない。
積極的に外にも出ていく。
同業者だけじゃなく、ときには異業種との競合もありうるから。
たとえば、スマホ。
そのむかし、携帯と呼ばれていたころには、想像もしなかったような業界と競合している。
コンデジや、携帯音楽プレーヤーとも競合している。
カメラ業界や、プレーヤーメーカーは大変だと、他人事のように考えていてはいけない。
予想もしなかったような、アイディアが、驚異的なスピードで進む技術革新により可能になるスピードが半端ない。
グーグルと自動車メーカーが競合する時代が来るなんて、10年前には誰も考えもしなかった。
ローテクが当たり前だった、一次産業も人工衛星のデーターを活用する時代。
セコイ発想で、同業者と、勝った負けたとやっている場合じゃない。
新しい着想で、新しいマーケットを作ることができる時代になっているし、逆に外部の変化に気を付けておかないと、業界そのものが消える時代になっている。
そのためにも、小さな成功に満足することなく、せっかくの資金を有効活用するためにも、会社にこもっていないで、外に出ていこう。
本日もお読みいただきありがとうございます
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