経営の限界はどこにあるのか
2021/09/02
ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
特に法人客相手のお仕事の新規開拓を低予算で仕組み化することや、流通チャネルの改善で収益性を向上させることが得意で「集客の鬼」と呼ばれることが多いです。
広島経由の山口にいるのに・・・
最近の不思議な傾向
ツアーに出ると、新規の問い合わせが入る。
今回は、今のところ、埼玉、兵庫、香川、大阪から。
ツアーの初日にこれだったら、九州ツアーが終わるころにどうなっているんだろう?
キャパを超えたらほかのクライアントさんに迷惑をかけるからなぁ
そういえば、来年から一部の値上げの話も出ていたなぁ。
実は、すでにオーバーフローしないように手は打ってある。
どうやって限界を突破しているでしょう?
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◆ 経営の限界はどこにあるのか
経営は感情ではなく勘定で
いくら昔お世話になっていても、コストに合わないビジネスからは撤退しないと、大変なことになる。
いくら、稼いでも、赤字部門が利益を吸い取るようでは、社員さんの士気にもかかわる。
いくらの赤字なら撤退するのか
何年連続赤字なら撤退するのか
感情抜きに勘定で決めておかないと永久に抜け出せない蟻地獄の中でもがき続けるようなもの。
とは、言うものの、行くところまで頑張ってしまう零細企業が多いのも事実。
頑張ればなんとかなる
たしかに、その通り
ただし、それは、正しい方向に頑張れば、とうい前提条件が付く。
ということで、事例を紹介しよう。
ある地区の中学校の校門の横にある書店さん。
中学だけでなく、該当学区の小学校、幼稚園、保育園などかつては独占的に、教科書、副教材、文房具を卸し、小学館や学研の学習雑誌や、保護者向けに『主婦の友』などの定期行動を扱い大きな声では言えないくらい潤っていた昭和時代。
定期購読雑誌の配達のついでに、大河ドラマの原作のチラシを配布したり、百科事典や、英語教材のチラシからの受注もあったりした。
なぜ、記憶にあるのかと言うと、すべて買ったから。
特に山岡荘八の『徳川家康』は今でも実家にある。
ところが、今はどうだろう。
相次ぐ、雑誌の廃刊。
ネット書店の台頭。
教科書や副教材も出版社が直接営業する時代。
そもそも、読書人口も減っている。
ある時から、清水の舞台から飛び降りる覚悟で、売り場の半分をレンタルビデオに改装した。
ところが、ここ10年くらいはネット動画配信の影響もあり、レンタル部門も昔ほどは儲からなくなったのだとか。
少し、横道にそれるね。
これを知っておかないと、今後の展開が読めなくなるから。
出版業界の掟
出版業界は流通を取り次ぎと呼ばれる問屋さんに牛耳られている。
その最たるものが、「実績配本」と呼ばれる仕組み。
文字通り、過去の売上実績によって、問屋さんが卸してくれる冊数が決まってくる。
たとえば、この書店さんの場合、大人が読む文芸書やビジネス書の入荷はほとんど見込めない。
数字をいれて解説した方が、もっとリアルに理解できると思う。
最近の一般的なビジネス書の初版は5,000部前後。
全国の書店の数がざっくり12,000軒。
都内の大型店や大都市の大型書店の方が実績があるから、なかなか、田舎の小さな実績のない書店にまで回ってこない。
文芸書も似たようなもの。
つまり、普通の商売で言えば、新商品はピークを過ぎないと卸してくれないようなもの。
それで、実績を出せと言うのだから、いかにすごいことか容易に解るよね。
さて、ここで問題です。
もし、あなたがこの書店の経営者だったら、どうやってこの危機を乗り越えますか?
実は、カカトコリさんは、自分の本の販促もかねて、全国のおもな書店さん約5,000軒のリストを持っています。
何軒かの書店さんには、お邪魔したときに、聞かれたので、リアル書店さんが取り組むべきことをお伝えしたんだけど、面倒くさがってだれもやらないんだよね。
カカトコリさんが知っている範囲では、実際にやっている書店さんは北海道と香川県に1軒ずつしかない。
今なら、超簡単に地域ナンバーワンになれるチャンスなのに。
ところで
全国でお仕事していて思うのは、書店さんがなくなると、確実にその町は衰退するよ。
書店さんは、地域文明の発信基地。
町を衰退させたくなければ、取り寄せに時間がかかっても、リアル書店さんを大切にしてね。
もう一度、最後に質問。
もし、あなたがこの書店の経営者だったら、どんな手を打ちますか?
なぜ、質問しているのかと言うと、人の成功は、その人の発想の限界と同じだから。
つまり、経営の限界は経営者の発想の限界だということ。
発想を豊かにするためにはインプットが大切。
ネットに転がっている情報はいわば「周知の事実」
独自で、かつ、系統だってまとめた情報はリアル書店にしかないよ。
さて、あなたなら、どんな手を打ちますか?
本日もお読みいただきありがとうございます
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