仕事のプライドの持ち方

      2021/08/31

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
特に法人客相手のお仕事の新規開拓を低予算で仕組み化することや、流通チャネルの改善で収益性を向上させることが得意で「集客の鬼」と呼ばれることが多いです。

河野防衛大臣の雨男発言が問題になっているという報道が一部にあるみたいですね。
 
大災害が発生するごとに、自衛隊は災害派遣現場に出動している。
 
ただ、待遇が劣悪なので、待遇を改善し、プライドをもって任務を遂行できるようにバックアップしたい、という発言の一部だけを恣意的に報道されているみたいです。

プライドが持てるかどうかは、士気にかかわることなので重要だと思います。

中小企業でも同じで、「所詮、下請け」と思いながら仕事をするのと、たとえば、「うちの商品は宇宙開発にも貢献している」とプライドをもって仕事するのでは、どちらが良いと思いますか。

ちょっとした工夫で、プライドもって仕事に取り組むことができるようになるとしたら・・・
 
 
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実は、カカトコリさんの会社は宇宙探査機『はやぶさ』にもかかわっているんです。

◆ 仕事のプライドの持ち方
 
ひとことで表現するなら、「ありがとう」の共有。
 
お客様からのありがとうの声を聞くことができるのは、最前線にいる営業や販売の担当者。
 
経営規模が大きくなると、直接、お客様と接することが少ない社員さんが出てくる。

人間は社会的な動物なので、他者とのかかわりや、他者からの評価が気になる生き物。

なかでも、お客様からの「ありがとう」の声があると、励みになり、一層、お役に立てるようになろうと、ますます頑張るようになります。

特に、事務や発送、製造や研究など、日ごろお客様と接する機会のない部署の人は、自分のやっている仕事がどのように社会と関わっているのかという情報に飢えています。

なので、意識的にお客様からの感謝の声を共有するようにしませんか?

逆に考えてみましょう。

上司から言われたことを、一所懸命にやっていても、伝わってくる情報がお客様からのお叱りの声ばかりだったらどうなるでしょうか?
 
しかも、個人の原因じゃなく、全社的なシステムや、経営方針の問題なのに、根本的な改善(上司の役割)を放置しておいて、クレームやお叱りの声ばかり浴びせかけられたらどうなりますか?

気の弱い人だとメンタルを病んじゃいますよ。

実は、カカトコリさんも若いころにはこんな風に思っていました。

「プロとして、お金をいただいているのだから、良くて当たり前」

でも、「当り前」のレベルは人によって違うんですよね。

その仕事を何年、年十年とやってきた人と、入社3年未満の人の当たり前のレベルは、天と地ほどのレベルの違いがあります。

だからと言って、当たり前のレベルを下げてしまうと、お客様からの評価は下がってしまいます。

なので、当たり前のレベルを下げることは、絶対にしないでください。

レベルを下げないで、プライドを持つにはどうしたら良いのでしょう?

予備知識として必要なのは、「風が吹けば桶屋が儲かる」という話し。
 
自分たちがしていることが、どこでどうつながって、最終消費者の生活に役立っているか。
 
逆の事例をひとつ紹介しましょう。

とある製造業の工場見学に参加した時のこと。

興味津々で質問してみました。

「この部品は最終的にはどんな製品になるんですか?」

そこの経営者さんの回答がすごかったです。

「元請けからくる図面通りの加工をしているだけなので分りません。」

正直、その回答を聞いた瞬間、寂しく感じました。

単なる下請け加工なら、どこででもできます。

場合によっては人件費の安い海外の工場で作ることもできるでしょう。

なぜ、その工場なのか。

どこに魅力があり、その工場に注文しているのか。

そういった基本的な情報がなくて、どうやって社員のプライドを育成するのでしょうか。

ついでといっては、なんですが、中国に進出している某スーパーの事例を思い出しました。

当初は現地に住む日本人を顧客としていたそうです。

ところが、今は顧客の約8割が中国人。

なぜ、中国人が高い日本製を買うのか?

安心で安全だし、接客が親切だから。

日本に居れば当たり前のことでも海外に出れば当たり前じゃなくなるみたいです。

数多くいる同業他社の中から、自社が選ばれる理由。

「ありがとう」の奥にある自社の強み。

自社の強みを全社的に共有し、さらに、何度も何度も繰り返す。

そのことが、企業文化につながり、その一翼を担っている、かかわっているという自負心がプライドにつながるのではないでしょうか。





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