伸びる会社と伸びない会社

      2021/09/03

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。

特に法人客相手のお仕事の新規開拓を低予算で仕組み化することや、流通チャネルの改善で収益性を向上させることが得意で「集客の鬼」と呼ばれることが多いです。


何を書くのかテーマを決めて
 
概要をメモするためのプロットを立てて
 
「お前はどうなんだ?」

と、自問自答すること、3日。


 
ひらめいたのよ。

凄いことを

 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓


自分のこと、自社のことは、銀河系のはるか彼方にまで、棚上げしないと書けないな、と。

社長の「旬」って何年くらいだと思います?

==

写真は、昨日の金曜カレーの会活動

 

『秘密のケンミンショー』のつながりで、ぶっかけうどんのお店で
 
かつ『ブラタモリ』で紹介されていた、楯築遺跡の近くのお店。

岡山ブームじゃなく、これを機に、吉備王国の復活の日も近い?(笑

オマケの一枚

同族じゃない、生え抜きの社員さんが社長になり、大躍進している友人の会社

うどん 

もとい

金曜カレーを食べた後で、偶然、見かけた。

 

 

◆ 伸びる会社と伸びない会社
 

1・ 会社にも寿命がある

1970年に日本経済新聞社さんが『企業30年説』を発表した。
 
1998年ごろには、『ドッグイヤー』という言葉が、一部の経済雑誌に載った。
要約すると、30年どころか、ひとつのビジネスの寿命が犬なみに短くなり、10年未満になってきているという説。
 
人間に寿命があるように、企業にも寿命がある。

伸びない会社は、新陳代謝がスムーズにいかなくなり、人間の末期とおなじように、死に向かっている。

 


2. 企業の新陳代謝とは

人間の身体と同じように考えてみよう。

古い細胞が排泄され、必要な栄養分がバランスよく摂られ、新しい細胞が生まれることを新陳代謝と呼ぶなら、企業にとって、細胞とは何だろうか?

商品

顧客

仕入れ先や外注先
 
そして、社員全員(もちろん経営者本人も)

現実として、すべて寿命がある。

 


3-1・ 新しい人が入らない
 
「少子化」「人手不足」などと報道されているけど、本当に新しい人が入らない原因なんだろうか?
 
報道で思い出したけど、友人の中には、プロの報道カメラマンも何人かいるし、元アナウンサーもいる。

報道の機材、特に動画用のプロ機材はすっごく重いので、若者でないと体力的にきつい。

ニュース原稿を読み上げるアナウンサーも最近は改善されつつあるとはいうものの、はっきり言って、若い女性の方がテレビ映りは好ましい。
 
与えられた原稿を活舌よろしく読み上げるのがメインの仕事。

ボケ・ツッコミができれば関西系ならラジオに活路を見出すこともできるが、局によっては系列にラジオ局がないところも少なくない。

舞台裏を全てかけないのが残念だが、きっつい現場取材や裏方の体力系仕事に回される前の「元アナウンサー」の肩書が使えるうちに、転職している女子アナの友人が何人かいる。

一例として、報道業界の裏事情のごくごく一部を紹介した。

ここから、すごく重要。

古い人が辞めないから、新しい人が入らない。

止めないまでも、組織の内部の役職を降りてもらう仕組みがないと、新しい人が活躍する場を提供できない。

逆から、考えてみ。

バイタリティあふれる若者が、活躍するチャンスのないような組織に入りたがるだろうか?

やる気のある若者が新しい企画を提案した時に「前例がない」と却下するような組織に本当にやる気のある人は就職するだろうか?

 


3-2. 老兵は死なず、ただ、去るのみ

2年ほど前にご自身が30年ほど社長を務め、そのエリアや、その業界では知らない人がいないほどに経営規模を大躍進した先輩経営者と面談する機会があった。

第一印象は、前の会社の社長をしていた時よりも、若返っていてびっくりした。

もちろん、実年齢は若返ることはない。

まず外見。

持ち物やスーツのセンスが若返っている。

次に内面。

某社の経営課題のヒントをいただこうと話題を振ったところ、前の会社の社長の時以上に、発想が柔軟になっていた。

外見も内面も、鶏と卵の関係。

気持ちが若いから外見にも気を使う。(モテた方が嬉しい)

外見が若返ると内面にも自信が湧いてくる(モテるかもしれない?)

よくよく、インタビューを進めていって判った事を要約しておこう。

社長を務めていた企業オーナーでもあるのだが、そちらはきれいに後継者に譲り邪魔にならないように、別の会社を立ち上げ、今は、そちらの中小企業の「社長業」に没頭しているのだとか。

一般的に、オーナー経営者は事の善悪は横に置いておいて、会社に対する執着が半端ない。

場合によっては、奥さんよりも付き合いが長いし、一緒にいる時間と言うか、仕事をしている時間も長いので、解らないでもない。

が、執着が強すぎると、甲信の邪魔になる事例も、経営コンサルタントという仕事柄、多く見てきた。

ほとんどの、中小企業の社長は知っているんだよ。

 「老兵は死なず。去るのみ」という言葉を。

残念ながら、多くの経営者、特にオーナー社長、その中でも創業社長でうまく実践できている事例は少ないけどな。

 


4. 去るべきタイミングの見極め方

組織のしくみ化についていけなくなった時。
特に、技術的進歩についていけなくなった時。
ここで言う「技術」とは、科学技術だけでなく、経営技術も含む。
 
広報・告知の役割を果たせなくなった時。
自社の理念やミッション、クレドやコンパス、独自性や事業計画などなどを理解し、実践するのみならず、外部の方々(銀行、学校、行政、業界団体等)に向けてアナウンスできなくなった時。
 
自分自身の得意分野の伝承ができなくなった時。
知識や体験は本来は伝承していくべき、知的財産。
なかでも、成功体験さることながら、失敗体験の実話と分析ほど貴重なものはない。
さらに、後輩社員の指導や共育ができなくなった時は、速やかに後進に禅譲すべき。


注意点としては、どんなに優れた人でも、自己評価は甘くなりがち。
かと思えば、必要以上にストイックなタイプもいる。
誰が見ても公平で客観的な評価方法を確立する必要がある。
外部に委託することなく、重要なことなので、自社独自のしくみを構築することをお薦めする。

経営規模のに関係なく、企業は公器であり、仕事は公共の福祉に貢献してこそ価値があり、その存在を認められる。その代表である社長は公人。公人としての役割を果たせているだろうか?

世のため、人のため

非常に高い次元での自律を求められる。

企業が伸びるのも、伸びないのも社長次第。





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