本物のブランドとは?

      2021/08/01

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。

販路拡大や販促支援のサポート役。
時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。
得意分野はコンサルタントコンサルティング。


あなたはお客様を愛しているだろうか?

愛情のベクトルが自分向きか、お客様向きか
 
お客様に愛されようとするほど、お客様、特に初対面のお客様には嫌われてしまう。

売り込むんじゃなく、選んでもらう

そのためにはどこから始めたら良いと思いますか?

◆ 本物のブランドとは?


1.   師匠を半年間苦しめてみた

「では、そろそろブランディングしましょう」と師匠からステージアップの指示があったのだが、意味が判らず、半年間師匠を苦しめてみた。
 
あなたは「ブランド」というと思い浮かぶのはどんな言葉や単語ですか?

ルイヴィトン・ベンツ・ロレックス・エルメス・フェラーリ・タグホイヤー・グッチ・モンブランなどなど世界的に有名なブランドショップの名前を思い浮かべませんか?

師匠について経営の勉強をしていたころは、よく海外出張にも行っていました。

海外に出始めたのは田中康夫の『なんとなくクリスタル』がヒットし、女子大生ブームやブランド品のブームだったころ。(まだ、洋酒も高かったなぁ)

いくつかの有名ブランドの革製品なども持っていたので、ブランド物は好きです。

なんだかんだと言っても、やっぱり物が良い。

世界的に有名なブランドショップと、零細企業である自社のブランドが結びつきません。


2.  人の記憶は紐づけ

ところで「桃太郎」というおとぎ話は知っていますよね?

もし、小さい子供にせがまれたら、正確じゃないにしても大雑把な話はできますよね?

少しだけ、時間を進めましょう。

古文の時間に習った「られ」活用、漢文の時間に習った「レ点」の打ち方、科学の時間に習った炭素結合、物理の時間に習った摩擦係数などなど

もし、中学生や高校生に説明しろと言われたらできますか?

「桃太郎」のインプットの方が昔なのになぜ記憶に残っているのでしょう?

さらに時間を進めて、名刺交換する目的は何でしょう?

いざと言うときに思い出してもらえて、商談に参加させてもらうためですよね?

たとえばこんな名刺交換だとどうでしょう?

「初めまして。『ハビット』の斎藤です。何かありましたらよろしく」

覚えられないどころか、覚える気にもなりませんよね。

少なくとも、カカトコリさんなら、初対面の相手に対する気遣いができないダメ社会人だから覚える必要が無い、と判断します。

 
3-1.  「社名」+「人名」は記憶に残らない

『ハビット』というのはまったく架空の会社名ですが、もし、カカトコリさんならこんな自己紹介トークに変えます。

「初めまして『ハビット』の斎藤です。
 『ハビット』とは習慣のこと。成功するためにどんな習慣を身に着けるべきなのか。成功するための習慣が身につくためのサポートをしています。
 たとえば、英会話やダイエットの習慣を身に着けたい方のお手伝いをしていて、半年後に海外赴任が決まっている方や、3か月後のお見合いのために頑張っているからのお手伝いをしています。
 もし、あなたが身に着けたい習慣があれば、遠慮なくお問い合わせください。」と

この話をセミナーなどですると、「長すぎると聴いてもらえないのでは?」と危惧する方がいらっしゃいます。

問題は愛情のベクトルがどちらを向いているかだと思いますよ。

自分を嫌いにならないでほしいという自分向きベクトルが強い人

出会った人のお役に立てることが無いかと、利他のベクトルが強い人

もし、あなたが見込み客だとしたら、どちらのタイプの人のお世話になりたいですか?

ブランディングとは、愛情活動。

ほかの言葉で表現するなら布教活動のようなもの。

相手に対する愛情が成否を決めると言い切っても決して過言ではないと確信しています。


3-2. ミニストーリーで記憶にねばりつく

ミニストーリーのテーマやオプションはいっぱいあるんだけど、まずは300字前後の基本パターンを暗記しましょう。

暗記と言っても、自分のことなので、10回も音読すれば記憶できます。

しいて言えば、感情と緩急をつけて、ドラマのナレーターのように音読するのがコツかな。


こんなテーマはいかが

「なぜ、その仕事をするようになったのか」

「その仕事を通じてどんな社会貢献をしたいのか」

営業の世界では「自分を売れ」という表現をします。

この場合の「売れ」というのは、覚えてもらえということ。

扱い商品は時代の流れで変わるけど、人間の過去の出来事や、未来の夢・ビジョン・ミッションは変わりませんよね。

さらにいえば、人間は良くも悪くも自己中な生き物です。

自分が最優先ですが、自分にとって付き合うべきかどうかという、寄ってくる人にも興味があるもの。

役立つ、使える、得する、助けてもらえる などなど

自分にとって良いことが起こるかどうかを初対面の時に、意識的か無意識かに関係なく判断しているもの。

その時に、あなたのミニストーリーが記憶に残るような、つまり、相手が関心を示すようなストーリーテリングができたらどうでしょう?

先ほどの例で言えば「成功する習慣作りのことなら『ハビット』の斎藤」

この「 」でくくった部分で記憶に残すことをブランディング活動とカカトコリさんは呼んでいま
す。


4.約2600年前から行われていたブランディング

不惑とか立志という言葉を聞いたことがありますか?

出典は孔子の『論語』のなかの為政編だそうです

吾十有五にして学に志す。
三十にして立つ。
四十にして惑はず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳順(したが)ふ。
七十にして心の欲する所に従へども、矩(のり)を踰(こ)えず

念のため、孔子が語った意味は

私は十五歳のとき学問に志を立てた。
三十歳になって、その基礎ができて自立できるようになった。
四十歳になると、心に迷うことがなくなった。
五十歳になって、天が自分に与えた使命が自覚できた。
六十歳になると、人の言うことがなんでもすなおに理解できるようになった。
七十歳になると、自分のしたいと思うことをそのままやっても、人の道を踏みはずすことがなくなった

注目したいのは40の「不惑」

2600年前と現代を単純には比較できませんが、現代でも40歳で「自分探し」を続けているとしたら、残りの人生はどうなるでしょう?
 
40代でしかけ
50代で収穫し
60代からは後進の指導

と考えたら、40代までには、自他ともに認める実績が欲しいですよね。

それが、ブランド人を目指す人の生き方のような気がします。


昨日の嬉しかったこと

休暇中は日ごろ読まない本を読んで刺激を受けることにしている

【追記】
次回のセミナーは1月11日土曜日 18時より 岡山国際交流センターにて
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