部長の定年は35歳です

      2021/09/05

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。

販路拡大や販促支援のサポート役。
時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。
得意分野はコンサルタントコンサルティング。



テレビから流れてくるのは、東京都の小池知事の情報ばかり。
 
仕方ないのかもね。NHKを筆頭にキー局があるのは、都内ばかり。

外出自粛とか言われたら、記者は現場におもむけないもんね。
 
現実問題として、報道も物理的な制限があるから、世の中のことをすべて報道するなんて無理。

コロナウィルスに対しての注意喚起も重要なお役目だけど、少しは明るいニュースも流してほしいなぁ。
 
明るい話題と言えば、企業にとっては売上や利益につながる商品開発に成功したニュース。

ということで

今朝は商品開発の現場でどんなことが行われているのか
 
カカトコリさんがかかわった商品開発の事例の中から、組織的に取り組んでいる事例の一部を紹介するよ。

一番、読み取ってほしいのは商品開発に関する発想方法とそれを組織として、チームとしてサポートする仕組み。

特に、中小企業は何をすべきなのかに気づき実際に取り組んでいただけると幸いです。

 
写真は修理に行けない場所


 
太陽電池はこんなところに行っちゃいました(ビックリ
 
続きはブログ本文で

◆ 部長の定年は35歳です
 
 
 
 
 
1・ びっくりしたぁ
 
初めて聞いたときには、本当にびっくりしました。

某メーカー(上場企業)さんの開発部門のコンサルをした時のこと。

開発部門の部長の定年は35歳なのだとか

さらに、課長の定年は27歳
 
 
 
 
 
2・ さらに凄いことに新人研修はありません

正確に言えば、人事部が認めた発想のユニークな新卒という条件は付きます。

部門が開発部門だからなのかと思っていたら、役職者の定年が異常に早いことと合わせて、「なるほどぉ~」な理由がありました。

順番に説明しましょう。

新卒者に一般的な新人研修をしない一番の理由は、工場の設備という既成概念になりかねない情報を与えないため。

課長の役割は、将来の商品開発に結びつきそうなアイディアをさらに研究するチームのリーダー。

こちらも、求められるのは既成概念を取っ払った思い付きにも近い発想。

5年もやっていると、「思い込み」が強くなりすぎるので、ほかの部署に異動するのだとか。

部長の定年が早いのも同じ理由。

ただ、この会社の場合、この以上に早い定年は開発部門だけのこと。

役職は部長や課長じゃなくなるけど、社員としてのキャリアは終わるわけじゃない。

どのように説明しようか

うんと、イメージとしては運転免許の取得条件のような感じ。

何歳以上じゃないと、運転免許をとれませんとか、普通車を何年以上の運転経験がないと中型や大型の受験資格すらないよね。

おなじような昇進制度は、かつてお世話になった住友系の企業様でもありました。

昇進試験そのものの前に、受験資格の条件や試験がある。

ただ、このメーカーさんの場合は、敵は「既成概念」なので、年数や知識よりもセンスと言うか発想方法と言うか、思考の癖みたいなものを優先しているだけのこと
 
 
 
 
 
3-1・ 太陽電池のプロジェクト事例
 
太陽電池メーカーさんに元になるインゴットを供給しているメーカーさんの事例。

専門的には「ストレス」と言うんだけど、平たく言えば加工方法のコンサルを依頼されたときのこと

拙著『小さな会社のオープンルール経営のススメ』(同友館)にも書いていますが、経営コンサルタントの仕事をする前は、カカトコリさんはセールスエンジニアの仕事をしていました。

最初は、ほかの同業者の所に話が回ったんだけど、その同業者さんからの紹介でお仕事が回ってきました。

その会社の部長さんは部下がいません(ビックリ
 
カカトコリさんがかかわった部長さんたちに共通していたのは、東京大学や東京工業大学で博士号を取得していること。

自分の研究テーマを持っていると部長になるんだとさ。

で、2の事例と同じように現場(工場)からは遠いところで研究をしているんだけど、大きな違いは、ベテランばかり。

なので、既成概念の塊り。

いかに、既成概念の厚い厚い殻をぶち破るかが最初のお仕事でした。

実際、この時には依頼は「加工方法」だったんだけど、実際に問題になったのは加工後の汚水の処理方法の方がウエイトは大きかったです。
 
カカトコリさんは俗にいう、大企業病という既成概念がなかったから部長の肩書にビビらなかったのが良かったのかも?(ちなみに当時のカカトコリさんの肩書は専務でした)
 
 
 
 
 
3-2・ 中小企業が既成概念を打破する方法
 
キーワードは二つ
 
異業種交流会と企業訪問

とくに三現主義の観点から企業訪問抜きには無理です。

ちなみに、三現主義とは現物・現実・現場のみっつの言葉のこと。

たとえば、美容院やサロン。

同じような業務内容でも、そのお店の立地や店舗デザインなども業績に大きく影響してきます。

異業種交流会の時にはスーツだったり、ラフな服装だったりしても、お仕事の時には制服を着ているかもしれません。
 
サービス業関係は形が見えないので伝わりにくいので、お茶会や勉強会の会場に使ってもらうのもひとつの選択肢かもしれませんよね。
 
また、製造業や加工業では形は見えるものの、ついつい、いつの間にかマンネリ化しやすいお仕事です。

そして、同じような製造業や加工業には当たり前のことでも、異業種の人からすると「へぇ~~」の連続になります。

「へぇ~~」がいっぱいあると、自分たちも嬉しいし、さらに、SNSやブログなどで拡散されるかもしれません。
 
そうなったら、どうなりますか?
 
ある自動車メーカーの下請け加工していた会社は、直販の商品開発に成功し、いまはペット業界にも進出しています。
 
「こんな加工ができるのなら、こんなのを作ったら売れるかも」という知恵を借りるチャンスが来るかもしれません。

ちなみに、カカトコリさんは企業連携推進委員会の委員長を務めています。
 
 
 
 
 
4・ 三人寄れば文殊の知恵
 
中小企業こそ、異業種交流をもっと深く、深くするべき。

先ほども言ったように、現場や現実、それに現物を見ないと面白いアイディアは出てきません。

お互いの忌憚のない知恵を出し合うことで、本音で付き合える異業種交流が始まります。
 
なれていないと、最初は恥ずかしく感じるかもしれませんが、ぜひ、トライしてみましょう
 
 
 
 
 
5・ 自分の思い込みを捨てるためにどんな行動を起こしますか?
 
 
 
 

【昨日の出来たこと&嬉しかったこと】
 
週間スケジュールの調整のための四半期スケジュールの確認と調整
いつから夏休みが始まるのか、今から楽しみ
コロナが落ち着いていたら孫にも会いに行きたいしね
 
年老いた母が「微熱がする」とのことでかかりつけの病院に搬送
たいしたことなく、ひと安心
 
日頃書き貯めているアイディアの整理
何から始め、何は先送りにするのか
どんな人の協力要請をするのか
 
お世話したクライアントさんの行動を見つつ、逆にすごく参考になるヒントをいただけた
というか、教えたけど、綺麗に忘れていた、「旬なネタ」をコンテンツにする方法を思いだした。
元々、ネタ切れさせないプロとしてのテクニックなんだがキーワードは「旬」
ほかの表現をするなら、トレンドに乗る方法
 
帰宅途中に週末の引きこもり生活に必要な物資の買い出し
特に、こんな時期でマスコミ情報にはあまり触れたくないので、書籍がてんこ盛り

 


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