すぐに事業計画書の見直しを

      2021/08/27

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。

販路拡大や販促支援のサポート役。
時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。
得意分野はコンサルタントコンサルティング。


昨夜の緊急事態宣言を受けて、思い出したのが学生時代に見た映画『戒厳令の夜』
 
内容はあまり覚えていないけど、戒厳令って戦争状態になったときに発令されるらしい。

もし、いまいる場所から「動くな」と言われたらどうする?
 
実際、海外出張中にロンドンのヒースロー空港で爆弾テロの予告に遭遇し、足止めを食らったことがある。

それから、考えたら昨夜の緊急事態宣言はまだまだ平和的。

とは、言うものの、経済活動の自粛も要請されているし、5月6日までとはなっているけど、もし、延長されたらどうする?

また、自主的な外出自粛が継続されるようならどうする?
 
悲観的に準備し、楽観的に対処せよ が危機管理の基本。

まずは、あなたの会社の事業計画書の見直しや、文章化を強くお勧めします。

なぜ、事業計画書の見直しが必要なんでしょうか?
 
 
写真は本日の移動オフィスの風景


借り切り状態
三密とは無関係みたい
お店を維持できるのか?


◆ すぐに事業計画書の見直しを
 
 
 
 
 
1・ 借金と融資の違い
 
生活のために借りるのが借金

事業を回し、金利以上の利益を上げるのが融資
 
創業したばかりの経営者さんや個人事業主さんの中にはこの大きな違いが理解できていない人がいるのは本当に驚く
 
たとえば、ある設備を投入することでビジネスが飛躍的に成長することが明らかなのに、借金と融資の違いが理解できていないと二の足を踏み、タイミングを逃してしまう。
 
 
 
 
 
2・ 売上じゃなく利益

今回のコロナ対策融資の基準ほどバカバカしいと思うものはない。

というか、本当は売上じゃなく、利益ベースで考えるべきなんだけど、政策を決める人たちは、実際に経営をしたことがないから思いつかないんだろうな。

この世の中は経済社会で、活動を維持していくためには、必要な粗利の確保が重要になる。

極端に言えば、売上が半減しても粗利が1パーセントしか落ちなければ、逆に資金繰りはらくになる。

ついでに言えば、赤字でもキャッシュが回っていれば、企業は倒産することはない。

必要な粗利の確保と不必要な経費の削減とキャッシュを回すことが何よりも先決。
 
 
 
 
 
3・ 社会貢献したいなら経済的根拠を作ろう

「この仕事を通じて、世の中の働く女性を応援したいんです」
 
気持ちは解るけど、その活動を維持する経済的根拠はあるの?
 
「この仕事を輸出することで、海外の貧困層の人たちに少しでも経済的援助をしたいんです」

「この仕事を通じて、すこしでも多くの方にエネルギーシフトに目覚めてほしいんです」

などなど、いろんなココロザシを持っている方が経営コンサルを受けにいらっしゃる。

この世の中は経済社会なので、どんな活動にも必ず経費と言うものが発生する。

必要な経費を確保できなければどんな立派なココロザシも絵に描いた餅。

こんな事例があった。

山間部の買い物弱者をサポートするための助成金。

助成金が打ち切られたら、バタバタとお手上げになる業者が続出。

自立自助できない活動はジャンルに関係なく、いずれ活動停止に追い込まれる。

「いや、自分たちには共感者がいて・・・」うんぬんという意見もたまに聞く。

それなら、それで、存在目的、活動方針、競合するであろう他の組織との違いなども明確に伝えることができなければ共感者、つまりお金が集まらないので同じ末路をたどることになる。
 
 
 
 
 
4・経営は投資の連続

もちろん、余剰資金があれば金融商品に投資しても良いんだけど、ここでいう投資とは自分のビジネスへの投資を意味する。

投資する分野はさまざま。

商品そのものかもしれないし、人材かもしれないし、設備かもしれない。

投資の成績としての決算書や試算表。

事業計画通りの成績をあげることができているだろうか。

ここ、要注意。

少ないのも、多いのも問題。

計画通りじゃないという意味では。
 
計画以上に利益が上がっても、再現性がないとビジネスは安定しない。
 

 
この話しは今回、お伝えしたいこととはずれるので、割愛。

話しをもとにもどそう。

融資を受けたら、もちろん返済しなければならない。

返済の原資は決算書上は経常利益からというのが経理的な考え方。
 
ということは、必要な経常利益が出るなら、事業計画の変更もありうるということだし、必要な経常利益が出ていないなら、事業計画そのものを根本的に見直す必要があるということだよね。
 
 
 
 
 
5・ 事例
 
まさか、出張中に非常事態宣言が出るとは思わんかった~
 
今朝、事務所に電話した

「単刀直入に聞くけど、昨夜の非常事態宣言を受けてどうする?」

「ご安心ください。BCPマニュアル通りの手筈です」

と、カカトコリ事務所を事例に挙げても仕方ない(おい
 
コロナの打撃を受けているという飲食業界。

多くの友達がテイクアウトに挑戦している。

仮の話だけど

平常時
  
  ランチ 700円×40食

だとしよう。

テイクアウト

     500円×100食

しかも、電気水道高熱などの経費が圧縮できており、かつ、受注してつくるランチよりも、朝から準備できるから少ない人員で対応できたらどうする?
 
ということなのよ。

さらに。そのことに気づいた多くの飲食店がワンコインテイクアウトに進出してきたら、次はどうする?

実は、初めて社長として銀行の契約書にサインするときに興味もあって質問してみたのね。

「返済できるなら、(業務として)何をやっても良いんだよね?」って。

と同時に、もっと大切なことも質問してみたのよ

「返せなかったらどうすんの?」って。

実にシンプルな回答をいただいたんだけど、各々の状況により変わるので、興味があれば、ご自身で質問してみて下さい。
 
で、今日の一番重要なことを言うよ
 
 
 
 
 
5・ 事業そのものを見直すチャンス

統計によると中小企業の8割が赤字決算

ということは、乱暴な言い方で申し訳ないけど、

そのビジネスじゃ儲かりませんよ
 
と言われているのと同じ。

業態を変える

業種そのものを変える
 
経営規模を見直す

などなど、抜本的な事業計画書の改革のチャンスだと思うんだよね。

ちなみに、事例の冒頭の数秒の会話が成り立つのはスタッフとそれなりに事業計画の共有ができているから。

経営規模に関係なく、頭の中を整理整頓するために、事業計画を勘ピューターの中に置かないで、解りやすい文章にし、スタッフさんや社員さん達と共有することを強くお勧めします
  
 
 
 
 
6・ 具体的には

何をやるのか

何をやらないのか

何をもって成果とするのか
 
いつまでにやるのか

報酬体系はどうするのか

などなどとともに

そのための活動資金をいかにして調達するのか

数字だけじゃなく、頭の中にある考えを文章化することを、強く、強く、お薦めします。


一緒にこの想定外の中に隠れているチャンスをつかみ取りましょう。
 
 
 
 


【昨日の出来たこと&嬉しかったこと】

比較的新しいクライアントさんとBCP関連のテーマで盛り上がる
方向が決まれば悩むことも少なくなる
できることを積み重ねるだけ
 
求人で困っているクライアントさんにアドバイス
コロナウィルスの影響で人事方針も見直そう
いかにチャンスに結びつけるか
うまくやれば中小企業でも選び放題
 
数人のクライアントさんの要望にオンラインで対応
やればできる
打つ手は無限にある

 

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