マネジメントを買おう

      2021/09/05

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。

販路拡大や販促支援のサポート役。
時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。
得意分野はコンサルタントコンサルティング。


ネットニュースを見ていると岡江久美子さんが亡くなったことで、ご主人の大和田獏さんがコメントを出しているんですね。

で、個人的には岡江久美子さんが亡くなったこと以上にビックリしたのが享年。

もっと若いんだと思っていました。

「やっぱり、美人は若く見えるんよなぁ」とはぜぇ~~~ったいに事務所内では発言できません。

なんせ、美人スタッフさん達にしっかりマネジメントされていますから。

ということで、本日のキーワードはマネジメント

「リーダーは育成、マネジメントは雇用」

どういうことだと思いますか?


◆ マネジメントを買おう
 
 
 
 
 
1・ ビジネスは攻めと守りのバランス
 
リーダーの役割は攻撃目標を決めること
 
マネジメントの役割は攻撃計画通りに進んでいるかどうかを管理コントロールすること

具体的には、社長がやると決めたことに対し、資金面や人事面、物流や協力企業探しなどのバックヤードつまり総務的な役割などがマネジメントだと思っている。

もちろん、社歴やその企業の置かれている成長ステージによって攻守の重要性は変化するけどな
 
少なくとも、発展途上にある我々中小零細企業では、販路拡大、顧客創造などの攻めのウエイトが高いことは言うまでもありません。
 
 
 
 
 
2・ 急激に伸びるときに特に重要になる2つ
 
はじめてこの言葉を聞いたのは20代前半でした。

まだまだ、社会経験が浅く、まったくもって意味不明でした。

「最近、急成長しているあの会社な、ごっつぅ儲かっとんやけど、『資金ショート』で倒産しそうなんよ」

その時のカカトコリさんの脳みそのなかをことばにするとこんな感じ

「急成長」⇒「大黒字」⇒「???」⇒「倒産」 なんで?? なんで?? なんで??

大黒字なのに倒産するという意味が全く解っていませんでした。
 
ご安心ください。

昨日面談していた簿記二級の資格を持っている人でもまったくちんぷんかんな状態でした。

なぜなら、経理よりも財務の領域になってくるから。

どういうことかと言うと、帳面上の利益判断と、実際にお金が動くタイミングにずれがあるからです。

さらに、急成長していると人件費や家賃などの投資に近いお金が先払いで発生し、利益となって回収するまでに数年かかります。

通常の資金繰りじゃ通用しなくなり、資金調達、投資効果、回収見込みなどの財務知識が必要になってきます。

事例は後述します。

財務知識が必要だからとすでにいる社員を教育していたのでは、会社の急成長には間に合いません。

製造業でも販売業でも人手不足になり求人し、めでたく必要人数が確保できたとしても教育が間に合わないし、そもそも、社内に教育できる人がいません(育っていません)。

つまり、お金のマネジメントと人材のマネジメントが特に重要な時期に、肝心なマネージャーがいないという状況が発生してしまうのです。

どうしたら良いと思いますか?
 
その前に事例を
 
 
 
 
 
3-1・ どう見ても過剰投資
 
もう30年以上前のお話。
 
世の中はバブル景気の真っただ中。

とある地方の零細工場に大都会の近畿地方の実業家ら大きなプロジェクトが舞い込んだ。

その実業家はいくつかの事業を経営していて、田舎なら数十軒は買えるんじゃないかと言うような豪邸に住んでいる。

零細企業のおやじ社長は裏付けをとることもなく、初対面で信用してしまい、言われるままに工場を拡張し、一気に生産能力を3倍に増やしてしまった。
 
受注に応えるために、無理やりの24時間操業。

受注をはかすだけでなく、それ以上の売上を作らないと借入金が返済できないから。

どうなったと思います?


 
大手家電メーカーのシャープやパナソニックがコロナウィルス対策でマスク製造に乗り出したよね。

その前に、世間からマスクが消えかかったときに、マスコミが某マスクメーカーを取材していた。

「先が見えないので、増産はしても、投資はできない」そんな主旨の発言をその社長はされていた。

痛しかゆしなんだよね。
 
いつ、収束するか判らないから。

経営経験のない経営コンサルタントさんはおそらく「ビジネスチャンスのロス」という判断をするんだろうね。

最悪、機械設備はくず鉄にして売ることもできるよ。

でも、そのために雇用した人材のその後の生活はどうするの?

じゃぁなんで、シャープやパナソニックはマスクの製造に乗り出せるの?と思うでしょ。

端的に言うと、マスク専業メーカーよりは余剰人材がいるということです。マネジメント層も含め。

しかも、政府がいくら助成したのかは知らんけど、助成金も出ているよね。

つまり、何かをしようと思うと、資金と人材が追い付かないと人手不足でブラック企業化したり、資金が不足したり、つまり、資金ショートが起きてしまうのです。
 
 
 
 
 
3-2・ 売上を8倍にしても大丈夫だった事例
 
こちらは、実際にコンサルした事例。

元々、財閥系のメーカーの直系の子会社さん。

言ってみれば、親会社の部門が子会社化した形で、よくあるパターン。

いままでにも、名前を出せばだれでもが知っているような上場企業さんもお世話したことがあるけど、窓口は親会社でも、実務は子会社だったり、子会社からのコンサル依頼で社長はいても親会社の意向で現場が混乱したりするパターン。

ついでに言っておくと、20代30代のころはこのパターンを見抜けなくて、何度か失敗したことがあります。

同じ失敗を繰り返したんじゃ成長したことにならない。

ということで、初回面談の時から人材と予算組の話。

特に意外かもしれないけど、大企業ほど予算にはシビアです。

というか、予算にシビアだから大企業になれたのかもしれませんけどね。
 
さすがに、子会社の独立かを相談してくるくらいだから、親会社からのサポートもほとんどあてにできません。

そこで、コンサルフィー以外に組んでもらった販促費の予算は毎月10万円。

1000万円でもなければ100万円でもありません。

10万円ぽっきり。

見込み客の発掘に費やした費用はゼロ円。

見込み客のセレクトとフォローに10万円の中から5万円使い、顧客化するための予算が5万円。

しかも、重要な役割は総務部出身のパートの女性が2名のみで、元の部署との兼業。

本当は不要なんだけどリピーターのフォローは工場の兄ちゃんが2名。

ちなみに、作戦名は『分身の術〇〇バージョン』(「〇〇」の中はクライアントさん名)

営業には行かない
 
見込み客のフォローも行かない

注文をくれたらヒマつぶしに配達方々フォローする

新規客を紹介されても挨拶に行かない

ついでに言えば、ホームページの更新もしていないので、そこからはほとんど集客はできていません。

行かないから経費もほとんどかからない。

人と合わないからマナーや営業トークの教育も不要

各々の受け持ちの業務内容に追加はあっても変更はないから社員教育もミーティングレベルで充分

すごくないですか?

分身の術

ホームページは昔のままだから、同業者に最新情報を盗まれることもありません。
(ここ戦略的に重要ですよね?)
 
「そんな殿様商売みたいな方法ができるのは財閥系じゃからじゃろう」と思うかもしれませんが、中小企業でも多くの事例があります。

というか、自社でやっていることを教えただけなんです。

もし、興味があれば下記のフォームからお問い合わせくださいませ。

ちなみに、初回面談は2時間で5万円(交通費、宿泊費、出張費、消費税別)
 
経営規模や業種・業態に関係なく使えるノウハウが残ると思えば安いものです。
 
 
 
 
4・ リーダーは育成、マネジメントは雇用
 
とあるクライアントさんに質問してみました

「なんで、顧問契約したんですか?」

大企業出身で中間管理職だった彼。

今では心理カウンセラーとして多くのファンがいるけど、進むべき方向を決め、これから世の中に出ていくぞ、というタイミングでの顧問契約。

知識も豊富だし、大企業でのマネジメント経験もある

そんな彼がカカトコリさんと契約を結んだ最大の理由は・・・

そのまえに、カカトコリさんも分野ごとのパートナーコンサルやビジネスパートナーがいて定期的にコンサルしてもらったりコーチングしてもらったりしています。

全く同じ理由で。

その理由とは・・・・・
 
「自分で自分のマネジメントはできないから」

どういうことかと言うと、どんな人でも自分自身のことを客観視することは無理なんですね。

なので、客観視し、必要に応じて適切なアドバイスや気づきをくれる人が必要になるのです。

ただ、優秀かどうかは関わってみないと判らないじゃないですか。

それに、いきなり来ようと言ってもダメだからやめてねとも言いにくい。

なので、雇用する前に、まずは、お近くの専門家にスポットでお試しをしてみてはいかがでしょうか。
 
 
 
 
 
5・ 10年後の成長発展のために今日はどんな投資をしますか?
 

 
 
 
 
 


【昨日の出来たこと&嬉しかったこと】


5月の月間予定の調整
コロナの状況次第で変更もできるように3通りくらいのスケジュールを索敵
ベスト、ベター、バッド
ベストとバッドの間なら良しとしよう
 
スケジュール調整が予定の時間調度に出来上がった
 
提出すべきレポートの遅れをスタッフがチェックしてくれた
優秀なスタッフがいることはほんとにありがたい
 
コロナ対策のミーティングができた

某サロンさんのコンサル
キーワードは「ベクトル」

 


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