うちの客はよその客

      2021/12/13

「うちの客を取られた」と思ったことないですか?
客の立場になればかんたんにわかることなのに。
どこで買うかの決定権は100パーセントお客様にあります。
うちの客なんて存在しませんよ。

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。

販路拡大や販促支援のサポート役。
時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。
得意分野はコンサルタントコンサルティング。


へぇ~~~~
知らんかったぁ
母の日になぜ、カーネーションなんじゃろう?
チコちゃんに叱られたくないので、調べてみたら
日比谷花壇さんによると「アメリカの南北戦争がきっかけ」なんだとさ。
しかも、赤や白だけではなく、6色以上あるのだとか。
知らんかったぁ。土用の丑の日の平賀源内みたいに誰かがゼニ儲けのために考えたのではないらしい。
 
ところで、お花屋さんと言えばあなたが思い浮かべるのはどこですか? 
近所のお花屋さんや、友人知人がやっているお花屋さんや、ネット対応のお花屋さんなどなどいろいろありますよね。きっと、昨日のお花屋さんは「うちの客が買ってくれて嬉しい」とか思っているんだろうな。

ということで、今日は「うちの客」をキーワードにいろいろと考えてみました。 
 
ショックを受けないでネ(笑
 
写真は母の日のイメージ


 
我が愛妻ガミゴン様は花よりアイスの方が良いそうです


◆ うちの客はよその客
 
 
 
 
 
「うちの客」と言い始めた瞬間から経営がだめになっていくよ。

どういうことかと言うと、専売特許でも持っていない限り、どこで買うか、誰から買うかを決める権利を持っているのはお客側だということ。

ただし、ここで注意してほしいのは「お客様は神様だ」と思えとか、どんな理不尽な要求でも耐えろとか、そんなことじゃないよ。
 
同業他社や、異業種でもライバルにはなりうるわけだから、お客さまの貴重な時間や、大切なお金をつかう先としてあなたの会社やお店を忘れないとか、選ばれるとかの沿い工夫をしようよというお話。
 
 
 
 
 
「うちはダイレクトメールを定期的に送っているから大丈夫」とか「うちはネット広告を出しているから大丈夫」とか、本質を理解できていない答えが返ってくるのね。
 
「じゃぁ、逆に聞くけど、自宅に来る広告や新聞を開いたときに挟んである広告をどうしている?」
 
「まとめて、資源ごみストッカーに直行です」と、超きっぱり言うのよ。

「あのさぁ、自分が客の時には見向きもしない広告をじゃなぁ、なんで売る側になった瞬間に、見ろ!と強要するわけ? おかしくね?」

同じようにネット広告の人にも質問してしまう。

「ネット広告クリックして、何かを買ったことあるの?」

「あるよ」

「どんなジャンルの商品?」

「お店では買いにくいようなアダルト系」

「じゃろ。あんたの商品はお店で買いにくい商品か? 
ネットじゃなくても近所のリアル店舗で普通に買えるよね」

「でも、アクセスは一日に1万近くもある」

「で、売上は?」

「ゼロ」

 「広告の目的はアクセスを集めることなんじゃ。偉いねぇ」とついつい、嫌味も言いたくもなる。
 
 
 
 
 
広告やダイレクトメールは読まれないもの

でも、記憶には残したい。

記憶に残っていないと選ばれるための予選出場の権利すらない。

ではどうするのか?
 
拙著『小さな会社のオープンルール経営のススメ』(同友館)にも書いているけど、ラブレター作戦を展開することじゃな。

なぜに、作戦名かと言うと、ラブレターの文面は使いまわしができないよね。

年賀状とかニュースレターって、印刷物じゃん。

もらわないよりももらった方が嬉しいかもしれんけど、印刷だけの文面と、ほかの人には送ることができない自分専用の文面が届いたときと、どっちが嬉しい?
 
「うちは、Lineやメッセンジャーで送ります」って答える人がいるんだよね。

あのさ、想像してみ。

手紙でも、最後の署名だけが直筆でワープロ打ちしたものと、けしてきれいな字じゃないけど、丁寧に書かれた直筆だとどっちが嬉しいか。

ラブレター作戦の目的は、記憶に残し、たとえば、仲間内で飲みに行くならここ、家族の記念日に外食するときはあっち、大切なお客様の接待ならあのクラブなどと、お客さまの脳みその中に侵入すること。

次の売上を作るために、新規客を増やそうと、先ほどの読まれない広告や、クリックされない広告を出稿することを考えたら、すでに信用してくれているお客様にラブレターを送るのとどっちがコスパが良いか。
 
ここで、注意を

ラブレターでは売り込み厳禁

コンプレックス産業では使えません。
コンプレックス産業とは、包茎とか、巨乳施術とか、プチ整形とか、アダルトグッズとか・・・要は家族やパートナーでもできれば隠しておきたいお仕事のジャンルのこと。
 
 
 
 
 
マッサージ師VS美容師

どっちが勝つと思います?

こんな質問が来ました。

ここから

カラダとココロのメンテナンス業(整体)です。
女性のお客様が多いですが、ご自身のカラダのメンテナンスを、美容院やネイルサロンとおんなじくらいの優先順位にしていただきたい!と思っているのですが、今は負けています。
目に見えない技術がどうしたら勝てるかなというのが課題です。

ここまで

あなたなら、どんなアドバイスをしますか?

気持ちは解らないでもないし、実は、多くの頭打ちになっているような人たちが同じようなレベルで悩んでいます。

いかにしたら売れるか というレベル

自分がお客の時、つまり、仕事を離れているときに、他人の商売や売り上げを気にしますか?

カカトコリさんは、プライベートな時間も他人の商売や売上を気にしています。

というか、正確に言えば他人じゃなく、クライアントさんの課題を解決するためのヒントを思いつくことはあっても、赤の他人のビジネスのことなんか考えたことなんかありません。
 
クライアントさんの経営課題のヒントを思いつくのは、突き詰めていくと、カカトコリさんの売上や利益にも関係あるから。

何が言いたいのかと言うと、悩みとか思考の方向を変えたらどうですか?

お客さまが選びたくなるためには何が必要なのか。

お客さまがお金を払いたくなるには何をしたら良いのか。

じつは、なぁ~~にもしなくてもお客様がお金を払いたくなる方法もあるのですが、ごめんなさい。
それは、コンサルネタなので、さすがにブログには書けません。

実にシンプルで98%の人が、その気になれば、すぐにできることです。

しかも継続的にできるので、カカトコリさんのコンサルフィーがすっごく安く思える方法です。
 
おっと

ついつい、自分の売込みになってしまった。

ゴールデンウィークに過去の特別メルマガのバックナンバーを整理していたら、11年前の2月号にも書いていました。

お客さまに忘れられない努力をしよう。

お客さまが来たくなるように、価値を正しく伝えよう と。

ここでも注意点

もともと集客力がなく、売上が低迷しているんですよね。
たとえ太陽が西から登ったとしても、値引き販売はしないように!
売上=客単価×客数×リピート率 と弊社のトイレに貼りだしているじゃないですか。
前年対比で3割伸ばすには、客単価、客数、リピート率の各々を1割増やせばいいんです。
一割値引きしたばっかりに、2倍の集客が必要になったらどうします?というか、出来ますか?
細かい数字計算は省いていますが、そう言うことなんです。
ましてや、人口構造からも、コロナウィルスの影響からもマーケットの縮小が予想できるときに値引きなんか自殺行為です。
 
 
 
 
 
お金は価値のバロメーターのひとつ

安売りするということは価値がないと自ら宣言する行為
 
価格以上の価値を提供しよう
 
価値は外にある
 
 
 
 
 
お客さまがどこに価値を感じているか、お客様自身に教えてもらおう
 
 
 


【昨日の出来たこと&嬉しかったこと】
 
ニュースレターの執筆に着手
 
途切れていた世界史の勉強の再開
中世ヨーロッパは日本で言えば応仁の乱状態
地縁よりも血縁が入り交じりの相続争いが発端というまとめ
 
脳科学の本を読みながら「脳みそはシンプル」という衝撃的な気づきに出会った
理解できたら、マジで驚いた

 

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