経営者は売上を追いかけるな
2021/09/05
ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
販路拡大や販促支援のサポート役。
時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。
得意分野はコンサルタントコンサルティング。
すげぇなぁ~
創業以来60年間も社長という激務を担い続けたサンリオの辻さん92歳。
普通は、健康などのリスクヘッジのために、70歳になると、取引銀行から社長交代を打診されることが多いんだけど、92歳でも社長だったというのは、すごい!
ところで、キティちゃんって何歳なん?(笑
「年を重ねただけでは人は老いない。人は理想を失うとき初めて老いる。」
という、名言を思い出す。
92歳でも、キャピキャピしてたんだろうな。
経営者にとってキャピキャピし続けるコツはなんだと思いますか?
いつまでも、若々しくいたい人だけ続きをお読み下さいませ。
そう言えば、昨日面談した長崎のクライアントさん。
アウディにポルシェにヘリコプターにクルーザーに・・・
遊び道具に囲まれてキャピキャピしていたなぁ。
(写真はイメージです)
◆ 経営者は売上を追いかけるな
目先の売上も大切だけど、それ以上に大切なことがある
経営者の役割はステージで変わります」
創業当初は目先の売上にやきもきすることも多いことでしょう。
その気持ちは痛いほど解ります。
売上を左右する要因は色々あります
いくら頑張っても、外部要因の影響をなくすことはできません。
もちろん、頑張ることは大切なのですが、残念ながら、頑張っても売上が伸びる保証はどこにもありません。
目先の売上に一喜一憂していたのでは、経営の本質は見えてきません。
経営の本質は周囲の人たちの幸福に貢献しつつ、経営の質を高めていくことです。
たとえば、最初は個人事業主として起業しても、何年か続けていくうちに社員さんを雇用するようになることでしょう。
雇用してから人事のことや組織運営を学んでいたのでは間に合いません。
個人経営の時から次のステージの準備を始める必要があります。
雇用をするということは、社員さんと一緒に輝かしい未来を思い描くことです。
雇用するということは、社員さんの未来に責任を負うということですから、目指す未来が描けないと、逆に雇用に成功することもあり得ません。
具体例を紹介しましょう。
経営課題に気づこうよ
ある銀行さんからの紹介でコンサルさせてもらいました。
社員数8名の中小企業さん。
「目先の売上を増やしたい」というご要望です。
ヒアリングしていてすぐに気づいたのは、本当の経営課題はまったく別の所にあるということ。
一応、銀行さんの手前、いくつかのアドバイスをし、売上を改善することはできました。
本当の経営課題は、売上を増やしただけでは解決しません。
技術的にはコミュニケーションスキルの不足、という言葉にしてしまえば、実にシンプルなものでした。
ただ、コミュニケーションスキルを磨いても、本質的な課題解決にはならない事例でした。
コミュニケーションをしようにも、共通で語れるテーマがありません。
人が関心をもつのは、良くも悪くも、自分自身のことであり、自分自身の未来のことです。
この会社で働き続けることと、自分自身の幸福な未来がリンクしているのかが、最大の関心事です。
社員さんの立場になれば、会社の未来と、自分が望んでいる未来の関係だともいえることでしょう。
会社の未来がどうなるのか。
このこと自体は、誰にも予想することはできません。
でも、理想像を思い描き、一歩でも、1ミリでも近づくための努力をすることはできます。
個々の社員さんの「なりたい自分」は社員さんの責任です。
会社の未来を思い描くのは経営者さんの責任です。
たとえば、昭和の時代にはこんなスローガンがありました。
『所得倍増計画』
増えた所得をどのように使うかは個人個人の問題であり、個人個人の責任です。
同じように、会社が目指す未来像に対し、一緒に協力したいと思ったり、ついていきたいと思ったりするのは社員さんの選択です。
経営は思い描く未来像と、現在のギャップを埋める仕事だとも言えます。
埋めるべきギャップのことを経営課題というのではないでしょうか?
試しに。箇条書きしてみると、その多さにビックリして腰が抜けたり、おじけづいたりするかもしれません。
経営者は勇気をもって、経営課題のリストアップをして下さい。
あまりにも多くて慣れないうちはなにから手を付けたら良いのか判断すらできないかもしれません。
優先順位をつける前に、劣後順位をつけてみましょう。
劣後順位という言葉は耳慣れない言葉で聞いたことがないかもしれませんね。
劣後順位とは先送りしてかまわない順位と思ってください。
たとえば、従業員もいないのに、。ロッカールームを創ったり、駐車場を確保したりする必要はありませんよね。
残りのリストに優先順位をつけます。
できることと、出来たら嬉しいことを仕分けします。
できることでしか、成果を出すことはできません。
成果がでないことには、出来たら嬉しいことや、やりたいことに着手できません。
なので、できることを積み重ねていくのです。
10年後、30年後将来像を描きながら今できることを積み重ねていくのです。
理屈は解ったけど何からするの?
という質問も多くおききします。
まずは、目先の売上を追いかけることを止めて下さい。
もちろん、大前提としては、損益分岐点売上をクリアしているという条件が付きます。
損益分岐点をクリアしたら、経営者さんは次のステージに進む準備を始めなければなりません。
新しいビジネスチャンスを見つけたり、新規事業のための勉強を始めたりしなければなりません。
大切なので繰り返しますが、会社の進むべき方向を決めることができるのは、船長である経営者だけです。
定期的に開催されている質の良い勉強会に参加したり、良い経営者の集まるコミュニティに参加したり、経営者としての自分磨きも必要になります。
ぜひ、素晴らしい経営者になってください。
目先の売上を追いかけるのは社員さんの仕事です
経営者にしかできないしごとは、会社の目指すべき将来を決めることです。
良い会社を作り、良い経営者になりたいのなら、ステージにあった役割をこなしましょう。
【昨日の出来たこと&嬉しかったこと】
長崎で新規のクライアントさんの開拓に成功
新規のクライアントさんが、次の見込み客を紹介してくださった
テレワークで某商工会の経営指導員さんと打ち合わせ
(ネットがつながれば、そこが事務所 苦笑)
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