経営者の仕事時間の作り方
2021/08/27
正確な意味では時間管理・時間コントロールはできません。
管理・コントロールできるのは時間の使い方であり、自分自身の行動です。
複雑に考えると複雑になってしまうので、シンプルに考えましょう。
ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
販路開拓や販促支援のサポート役。
時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。
得意分野はコンサルタントコンサルティング。
「コロナに配慮して今年度はありません」と聞いていた研修。
ある意味、安心してほかのスケジュールを入れてたら、急に開催するとか言われてもなぁ・・・
一応、スケジュール調整を試みたけどやっぱり無理。
一日24時間、身体はひとつ。
すでに、2021年どころか、2022年の予定も組み始めているというのに。
プランニングしたら、スケジュールに落とし込み、淡々とこなすだけ。
昨夜のセミナーでもスケジュールに関する質問が出ていました。
あなたのスケジューリングのコツはなんですか?
時間を創るにはどうしたら良いと思いますか?
写真は2021年8月のプランニング
◆ 経営者の仕事時間の作り方
そもそも、経営者の仕事とはなんだと思いますか?
経営者がいないと始まらない仕事に経営指針書の作成というのがあります。
経営理念、10年ビジョン、30年ビジョン、中長短の事業計画、経営方針をはじめ部署ごとの方針などを含む書面をまとめて経営指針書と呼んでいます。
よく、社内に経営者の考えていることが浸透しないとか、社員のモチベーションが上がらないという相談を受けますが、経営指針書を創るときに社員を巻き込んでいないからです。
また、社内だけで作ると、言ってみれば独りよがりなものになりますので、必要に応じて社外取締役をお願いしたり、金融機関もコンサル業務をしている銀行も増えてきたので参加してもらったり、優秀な経営コンサルタントさんに随伴してもらったりするもひとつの方法です。
仕事は大きく分けて、認知、判断、作業に分かれると思っています。
認知には情報収集が必要です。
お客さまのニーズやウォンツを把握するのは基本的に営業や販売などの顧客担当の役割ですが、なかには自分の仕事が増えることを嫌う社員もいるので、VIP客はたまには経営者が顔出しをするのも良いでしょう。
くれぐれも、「たまに」です。そのための役割分担です。
訪問ついでに受注をする経営者さんがいますが、これは担当者のメンツをつぶす越権行為ですからお気を付け下さい。
また、手足を動かすことが仕事だと勘違いしている、代表取締役作業員や代表取締役工員さんも時々見かけます。
さらには、帳簿付けやパソコン入力が好きな代表取締役事務員さんもいます。
「そんなこと言っても人がいない」なんて反論する方がいますが、本当でしょうか?
売上創造塾のセミナーの常連に「お金大好きF君」がいます。
大きな声では言えませんが、セミナーに通い始めて売り上げが4倍になったそうです。
「じゃぁ、次は事務員の確保だね」と言いました。
代表取締役事務員、代表取締役物流担当の役職を辞任してもらうために。
ところが、お金が大好きなもので、税理士の言うままに、短期的には節税にはなっても長期的には課税されるお金の使い方をしてしまいました。
事務員さんに投資した方が、俗に言う社長業に専念できるのに実にもったいない。
さらに言えば、経営指針についてもアドバイスを求めれば、お給料を払ってもまだ余るようなアイディアを出してくれるかもしれないのに実にもったいない。
20数年ぶりに聞いた成功事例
『成功哲学』(ナポレオンヒル著 きこ書房)でも紹介されている世界的に有名な経営者さんの話。
もちろん、最初から成功したわけじゃありません、
きっかけになった話です。
若干、編集してポイントだけお伝えしますね。
太平洋戦争で飛行機の活躍を見て、「これからは自家用機の時代だ」とひらめいたそうです。
アメリカは広いですから。
ところが、彼は飛行機の操縦ができなかったそうです。
ほかの飛行機学校では元空軍パイロットが経営者で教官を務めているというのに。
そこで、彼は元空軍パイロットの確保と、生徒の募集に集中したそうです。
解りますか?
飛行機の操縦を教えるという価値を創ったら、次は営業活動に邁進したのです。
つまり、作業担当と営業担当を分割してしまったということです。
時間管理は出来事管理
すぐやる
後でやる
誰かにやってもらう
やらない
業績の良くならない経営者さんは、なんでもかんでも「はい、喜んで」とか「頼まれごとは試されごと」と安易になんでもかんでも引き受けてしまいます。
地域貢献とか社会貢献、地域おこし、地域活性化などと言いながら。
特に我々、中小企業の本来の地域貢献は、雇用の創出と納税が最優先です。
まずは本業の足元を固め、極端に言えば、「社長、仕事(主に作業)の邪魔をしないでください」とスタッフに言われるようになってからでも一般的に言われている社外貢献は間に合います。
成功したいのなら社長の給料を下げなさい
経営者の報酬を下げてでも、「誰かにやってもらう」人を確保してください。
これ、本当な有料で教えるべき内容なんですが、時間はみんなに平等じゃありません。(マジです
あんなのは、詭弁です。
雇用であろうが、外注であろうが、お金を使えば経営者の時間を創ることは可能なのです。(ここ重要
しかも、社員さんであろうが、ビジネスパートナーだろうが、さり気な一言がヒントになり、ビジネスアイディアから事業が生まれることもあります。
なので、単純にお金を使うのではなく、相手の人が気持ちよく、つい、うっかり?ヒントを出してくれるようなお金の使い方をしないとダメ。
ちょっとした雑談の中からヒントをつかむことも大切なので、手足を動かすばかりだと業績は良くならないですよ。
そのためにも、長期的な経営を考える時間が必要。
まさに、ニワトリとたまごの関係なんです。
どこかのタイミングで、「えいや」と勢いで飛行機が離陸するように決断をしないと、いつまでも滑走路が続くわけじゃありません。
飛躍する前に、自分の寿命が尽きてしまいますよ。
【昨日の出来たこと&嬉しかったこと】
毎月恒例の朔日参り
クライアントさんたちの所願成就を祈念させていただきました。
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10月のツアーに備え、愛車のメンテナンス
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