社員の潜在能力を引き出すには

      2021/08/25

完璧な善人もいなければ、完璧な悪人もいない
完璧な失敗も無ければ、完璧な成功もない
人の心と、自然現象はコントロールできない
 
 

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。

ビジネスの入り口は集客です。

集客を入り口とした経営コンサルタント。

良い会社を創りたい良い経営者さんを応援します。

時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。

得意分野はコンサルタントコンサルティング。



「小さな成功で調子に乗るな」

知っていてもついついやっちゃうのが人間の性(さが)

出勤途上で考えていたのね

お金も知名度もある経営者さんが失敗していくパターン

飲む、打つ、買う は三拍子もそろうと失敗どころか成功もしないけどな(笑

この三拍子がどのように変わるのかというと

ストレスからの現実逃避なのか、自己管理の不足なのか、暴飲暴食というか健康管理、セルフマネジメントの欠如
(これムズイ)

金銭がらみのトラブル
(立って半畳、寝て一畳)

器を超えた愛人関係や愛人同士の軋轢
(年収が億を超えるクライアントさんには必ず警告する)

えらそうに言っているけど、三つを完璧にできる人もいない

そこが人間らしさなのかもなぁ

と、煩悩だらけの頭でかんがえてみたよ(笑
 
 
さて、本日は社長の煩悩を補うために社員さんの能力をどのように引き出すのかというお話です。

 


良薬は口に苦し、耳に痛し

耳に痛いことを言ってくれる社員さんやブレーンは宝物


 
◆ 社員の潜在能力を引き出すには
 
 
 
【外部脳という考え方】

「電脳???」

初めて中国大陸に足を踏み入れたのは厦門(アモイ)
 
当時、コンパックやアップルの看板に「電脳」と書かれていた。

パソコンを意味する中国語なんだそうです。

おもしろい!!

ということは、ほかの人の脳みそをかつようすることは「外脳」だよな、とピピピっとひらめいてしまった。

なぜなら「電脳」は記憶、計算、整理、検索などはできるけど、考えるという域にはまだ達していないから。

なので、「外脳」は他人の知恵やアイデアを借りることを意味すると思ってください。
 
 
 
【質問:あなたの周りに赤いものはなにがありますか?】

3分とは言いません。

3秒だけで良いので探してみて下さい。

いくつありましたか?

ところで、緑色のものはいくつありましたか?

これが、脳みそのしくみです。

何が言いたいのかというと、外脳をうまく使いたいなら質の良い問いかけをしないとダメなんだという事です。

「いいアイデアないか?」と問いかけられたら悩みませんか?

「そもそも、いいアイデアって何だよぉ」って。

アイデアを「企画」という別の言葉にして考えてみましょう。

「企画」という言葉とセットになるのはどんな単語を思い浮かべますか?

商品、開発、経営、営業、販促、財務、人事、求人・・・・・

あなたの関係する部門だけでも次々に出てくるのではないでしょうか。

ところで、読み流すだけだともったいないので、ちゃんと考えながら読んでくださいネ。

特にここから先は。

「良い商品企画」とは何だと思いますか?

以下同様に、「良い開発企画」「良い経営計画」・・・・

と、考えないでください。

今日のこの記事のタイトル覚えていますか?

『社員の潜在能力を引き出すには』ですよ。

上司部下関係なく質問してみるのです。

「社長、良い商品企画って何なんですかねぇ」

役職や部門の壁を乗り越えてなるべく多くの社員さん、もちろん、正社員とかパートとかの区別もなく、多くの社員さんの外脳を活用するのです。

おそらく、各々が好き勝手な意見を言ってくれることでしょう

あなたが社内の嫌われ者でなければ (失礼)

次のステップに進みますよ。

好き勝手な意見に対し、次の言葉を投げかけてみて下さい。

「具体的には?」

これだけ。
 
 
 
【事例】

「御社の業務の中で収益性の高いものはなんですか?」

「〇〇です」

「〇〇のお仕事の中で、さらに細分化するとどんな事例が多いか具体的に教えて下さい」

「△△ですね」

「なぜ、△△の事例が多いんですか?」

「根本的には定期的にメンテナンスしないからです」

「定期的メンテナンスを代行することはできませんか?」

「手離れの悪い仕事になってしまいます」

「じゃぁ、定期的メンテナンスを啓蒙したらどうなりますか?
 △△の仕事は無くなりますか?」

「いいえ」

「ビッグチャンスじゃないですか」

守秘義務があるので、業務内容については言えないんですが、この会話の中から、新規客の開拓、既存客のリピート、収益性の向上のヒントをつかんで実際にやってもらいました。

営業マンを使わない、カカトコリさんが得意とする「売れるからくり」の導入です。

結果だけを言うと、前年対比で売上げも部門利益も340パーセント。

それまでは、努力と根性と接待で新規開拓をしていたのですが、見込み客の方から「お願いします」とお仕事を依頼されるようになったので、営業さんはお客様のニーズの掘り起こしに集中できるようになりました。

「1件のニーズの向こう側には100件の見込み客がある」
(同じようなニーズを抱えている人がいるという意味)

と教えたところ、営業の業務内容も売込みからお客様のニーズや事例の拡散にかわり、訪問する先々でかんげいされるようになり、モチベーションも改善され社員さんの定着率も良くなったそうです

 

【外脳活用するときの社長の役割】

社歴や部門や役職など関係なく、ビッグキーワードに出会うことがあります。

ビッグキーワードを見逃さないためには「正義の味方になる」という考え方が必要になります。

具体的に言うと「困りごと解決」

お客様から見たら、自分自身の困りごとを解決してくれる人はスパースターやカミサマですよね。

同じような問題を抱えている人はどこにいるだろうか?

キーワードを軸にビジネスとして組織化できないか?

特に組織化のための時間、予算、人事にたいして全社的に取り組むゴーサインを出すことが経営者の重要な役割。

注意点としてはせっかくの外脳活用なので、意見は言わない。

俗に、「カネは出してもクチは出さない」という決断をして下さいネ

もちろん、責任は社長、成果は社員にあることは言うまでもありません。

 

 

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