止める勇気と嫌われる勇気

      2021/08/21

ビジネスそのものにも寿命がある。
儲かる時もあれば、不採算になることもある。
どのように撤退するのかは頭の痛いところ。
 

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。

ビジネスの入り口は集客です。

集客を入り口とした経営コンサルタント。

良い会社を創りたい良い経営者さんを応援します。

時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。

得意分野はコンサルタントコンサルティング。

多くのクライアントさんから

「解かりやすく実践的で、成果に結びつく」と好評をいただいています。

良い会社を創りたいと頑張っている良い経営者さんの良きパートナーになることを目指しています。

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テーマは「自分も相手もやる気になる会話」

 

今朝の気になったキーワード


 自転車
 

 
 ペッパー君

通勤や通学時の三密回避のために自転車が見直されているらしいよ。

それと、ステイホームの運動不足解消にも一躍を担っているのだとか。
 
通勤時間帯の渋滞を考えると、自転車の方が速い場合もあるもんね。

ただ、交通マナーには注意しましょう。

自宅近所は大学も多いんだけど、特に気になるのは夜のスマホ見ながら運転。

明暗反応を知らないのかなぁ。

そんな自転車にかぎって無灯火だったり、そもそも、当か装置が無いんだよね(悲
 
ほかの記事によると、ソフトバンクのロボット、ペッパー君が製造をお休みしているとか。

このまま廃番になるのか、いつか復活するのか

経営陣の中には、「頼むから、そっとしておいてくれ」と思っている方もいるのでは?

どういうことかというと・・・

 

お気に入りの「ANA」のロゴの入った自転車は嫁さんに捨てられたから自分の足で


なんとか、むりやり月間目標をクリア


 
◆ 止める勇気と嫌われる勇気
 
 
 
【すべての顧客の期待に応える事なんかできない】
 
たとえば、お蕎麦屋さんで「美味しい中華料理を食べさせてくれ」とお願いしたらどんな反応をされるでしょうか?

「お客様は神様です」と、中華料理を提供するのでしょうか?

中華料理なら、一応、食事の範囲に入りますが要望がエスカレートして、同じお蕎麦屋さんに「長距離を歩いても靴ずれが起こらないソックスを開発してくれ」と言われたらどうします?

極端な例を挙げてみました。

「お客様は神様です」とか「いままでのご縁を大切にしなきゃ」と思いこんでいると、大切な判断を誤ってしまうことになります。

キーワードは自社の事業領域。

自社のビジネスをどのように定義づけするかに関わってきます。

自社の事業領域を、「お客様の食欲に応える」としていたら場合によっては中華料理を提供することも必要になるかもしれません。

同じように、「お客様の希望を叶える」としていたら、特殊なソックスを探さなければならないかもしれません。

ただ、大企業ならグループ会社があったり、コネを探していけば要望に応えたりすることができるかもしれませんが、果たしてビジネスとして成り立つのでしょうか?

 

【止める勇気】

7月3日の売上創造塾のセミナー『中小企業の経営戦略の立て方』にこんな質問が届きました。

ここから

事業整理に伴い撤退する部門が出た場合、部門担当者・顧客などのステークホルダーに納得してもらうためには、どのような心構え・知識・技術が必要でしょうか。
    30代 経営幹部 男性
ここまで

気持ちは痛いほど、解ります

今までお世話になった方々に、後ろ足で砂をかけるような不躾なことはしたくはないですよね。

ただ、感情には共感しますが、現実問題として勘定は別問題です。

どのくらい別問題かというと、右脳と左脳くらい違います。

業務整理に取り掛かるという事は、はっきり言って不採算部門の切り捨てですよね。

時々、カカトコリさんの会社にも事業撤退の挨拶状が届きます。

まったくの本音では、そんな無駄なことに経費を使わなくても良いのにと思いつつも、律儀な人だなと感心はします。

冷静に考えてみましょう。

事業を撤退した後も、その人やその企業さんとお付き合いが続きますか?

別部門でお付き合いが続くのなら挨拶状を送る方が良いと思いますが、お付き合いが無いのなら、結論的に言ってしまえば、「何もしない」に尽きます。

 

【事例】

工具商社をしていたころの話。

約10年前の出来事です。

某財閥系のメーカーさんが業界からの撤退を表明しました。

主だったユーザーさんには、挨拶状を送付しました。ほかの工具でお付き合いが続くから。

「ほかのメーカーを探してくれ」
 
「仕方ないなぁ、使わなくなったもんなぁ」

この二つにユーザーさんのリアクションが集約されました。

つまり、そのメーカーがいなくなってもビジネスが成り立つわけです。

失礼を承知で言えば、売る側が思っているほど、お客さんたちは存在意義を感じていないのかもしれないですよ。

ユーザーにとってなくてはならない存在でない限り、いつかは撤退も視野に入れておくのが経営者の専権事項になるという事です。

ほかの技術に代用されたり、ユーザーの価値観や業務内容、個人相手ならライフスタイルの変化、などにより自社の商品が不採算になったりすることは消して珍しい事ではありません。

もうひとつ事例を

阪神淡路大震災の時のことです。

これは聞いた話なんですが、災害直後に某国の政府機関が本音では「これで日本もおとなしくなる」とにやにやしていたらしいです。

ところが、軍事に活用できる最先端の世界特許をもっている中小企業も被災したという情報をキャッチして、その某国の政府首脳陣は青くなったそうです。

なぜなら、敵国ももちろんその情報をキャッチしているから。
 
便乗して攻め込まれたら大変ですよね。

なんとかして外交交渉でその危機を乗り越えることができたそうですが、made in Japanの技術の中には「ここにしかない、オンリーワンの技術」もあるという事です。

ところで、東日本大震災の後から、南沙周辺が騒がしくなったように思えるのは気のせい?

 

【なくなって困るのは誰?】

「日ごろから通えよ」

と、飲食店とかの閉店間際に群がる人たちを見て思うのはカカトコリさんだけではないはず。

珍しく、きれいごとを言うよ。

中小企業が地域密着型だと言われるのはなぜだと思う?

売る側も買う側も、支え支えられる関係にあるから。

雇用の創出と維持、納税、町内イベントへの参加や寄付などなど、直接にしろ間接にしろ、企業側も存在そのものが地域貢献。

また、地域住民の方々も、お客様であったり、従業員であったり、お互いに持ちつ持たれつの関係。

一時期「マイルドヤンキー」という言葉が流行ったように、若者もできれば生まれ育ったエリアで就職したいと思っている。

ところが現実問題として就職の場がなければ、都会に出るしかなくなる。

短期的には、お店の経営を支えているように思うかもしれないが、巡り巡って地域の未来を支えているという事。

行政は行政で、ふるさと納税とかで地域を盛り上げようと頑張っているけど、ふるさと納税の返礼品をつくる企業が無くなったらどうなる?

もし、事業を継続したいのならこんな方法もあるよ。

いまや、インターネットを駆使すれば、ほとんど予算を使わないで、国内は当然、世界中に情報発信できる時代。

行政はみんなで一緒にというスタスを崩すわけにいかないからどうしてもスピードが遅い。

個々の、起業、特に中小企業ならスピードでは行政や大企業にも勝てるのでは?

自社の魅力発信と同時に、地域の魅力も発信し、移住者が増えれば顧客にもなるし、税収も増えるし、地域も盛り上がるのでは?

今回、相談して下さった方はある程度は英語ができる方なんだけど、英語で情報発信するときには解りやすく言えば大学受験のような英語よりも中学英語で充分なんだよ。

これ意外な盲点。(こんどの期末試験に出るよ 

なぜなら、英語を話す人が全員ネイティブとは限らないよね。

特に、日本から近い、東南アジアを考えてみ。

大切なのは、まずは初めて見ることなんじゃないのかな
 
 
 
【撤退するときのテクニック】

閑話休題

撤退するときのテクニックも質問されていたよね。

完全撤退する前提でいえば、超簡単。

簡単すぎて、ビックリしないでね。

心の準備はできた?

じゃぁ、言うよ

良い?

・・・・・ 

・・・・

・・・

・・


なぁ~にも、しない

何もしちゃダメだよ

せっかく、お客様の記憶から消えかかっているのに(笑

買いもしないくせに、「心配だから」とどうでも良い電話とかしてこられてもウザいでしょう。
 
「同情するならカネをくれ」って言いたくなるよね。

逆に考えたら解りやすいかな。

一度でも買って下さった方にリピート購入してもらおうと思うと、ニュースレターやメールマガジンやシーズナルレターを送るなどして、とにかく、記憶から消さないための努力をするよね。

いざというときに思い出してもらえないのは、存在しないのと同じだから。

今回は逆に過去客に思い出されて、迷惑をかけたり、気まずい思いをしたりはしたくないはずなので、なぁ~~にもしない。

何もしちゃダメってこと。

参考になりましたでしょうか?

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。


【過去セミナー参加者の声】


【昨日の出来たこと&嬉しかったこと】

夜はシークレットセミナー
今回は、お嬢様だけ
「行動しないとダメですね」
と、某お嬢様
コンマ1ミリくらいは成長しているみたいで嬉しい

 

 




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