日常業務の99%は失敗

      2021/09/05

多くの先輩諸氏の諦めない努力のおかげでいまのくらしができる。
恩返しじゃなく、恩送りのためにあなたはどんな努力を続けますか?
人類の連綿と続く営みにどんな貢献ができますか。
 

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。

ビジネスの入り口は集客です。

集客を入り口とした経営コンサルタント。

良い会社を創りたい良い経営者さんを応援します。

時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。

得意分野はコンサルタントコンサルティング。

多くのクライアントさんから

「解かりやすく実践的で、成果に結びつく」と好評をいただいています。

良い会社を創りたいと頑張っている良い経営者さんの良きパートナーになることを目指しています。

 

 

今朝の気になったキーワード


 バイオジェット燃料

 線状降水帯

ユーグレナは29日、ミドリムシや廃食油などを原料とするバイオジェット燃料を個人所有の航空機に導入したと発表した

という記事と

豪雨もたらす線状降水帯 気象庁が挑む「半日前予測」という記事

どちらも、アイディアというかひらめきを形にするために多くのエンジニアの努力の物語りだあるんだろうなと『プロジェクトX』が大好きなカカトコリさんは思うのであった。

失敗を恐れ行動しないことが最大の失敗

とはいうものの、誰でも失敗はしたくはない

でも、ちょっと視点を変えると失敗は失敗じゃないんだよね

そのことに気づかないと、成長も進歩もできないよ というお話と事例です

 

 

 


 
◆ 日常業務の99%は失敗
 
 
 
【失敗とは】

理想通りじゃない状況のことを失敗と呼ぶのなら、日常業務の99%は失敗続きじゃないでしょうか。

ただ、世の中は〇とXだけでできているわけじゃありません。

△もあれば、◎もあるし、花丸もあるかもしれません。

完璧な成功もない代わりに、完璧な失敗もありません。

経験が浅いころにはXに限りなく近い失敗かもしれないし、経験を積み重ねて理想がバージョンアップしていけば限りなく花丸にちかい失敗かもしれません。

大切なのは、目指さなければ近づくことすらできないと知っているかどうか。

ちょっとした躓きで諦めてしまったら、それまでの努力も水泡に帰してしまいます。
 
理想と現実に間にあるのは、ギャップじゃなくて、伸びしろだと思いましょう。

たとえば、集客はできたものの、フロントエンドの商品すら買ってもらえないとしたら、その失敗の中にはどんなチャンスが隠れていますか?

カカトコリさんなら、目の前の失敗に対して工程管理の手法を使います。

ほかの言葉で言うなら、因果律ですね。

結果には必ず原因があるという考え方です。

今回のように集客しても、フロントエンド商品すら売れないのなら、集客のプロセスに何かの問題があるはずと考え検証してみるという事です。

次々に、プロセスを遡ることで必ず原因に突き当たります。

この失敗は必ず、次の同じような場面で役に立ちます。

なので、『失敗』と書いて「経験」と読むのです。

ちなみに、失敗と言えば「失敗は成功の母」という言葉もありますが、因果律にそって振り返り、検証をしないといつまでも成長はできません。

 

【どうすれば時短をして理想に近づけるのか?】
 
ひとことで言うと、経験数を増やすしかありません。

99%は失敗という事から逆算すると、よく「失敗が怖い」と行動をためらう人がいるけど、99%はしっぱいなんだと開き直れば怖くないでしょ(もちろん、そこに甘えちゃダメだよ)
 
そういえば、拙著『一天地六の法則』(サンマーク出版)にはこんな主旨のことを書いています。
 
「成功という文字を拡大すると、(小さな)失敗がいっぱい詰まっている。」

あの本は作るときに「見開きで一話完結」というルールがあり、泣く泣く原稿から削除したのがこの言葉。

「大失敗という文字を拡大すると、成功と慢心という文字がいっぱい詰まっている」

少々の成功で良い気になったり、天狗になっていたりすると足元をすくわれるという意味。

どんな成功でも、周囲の人の協力なくしてはありえないわけなので周囲への感謝を忘れるなよ、ってことなんだよね。

経験知を増やすためには、99%の失敗を受け入れる必要があるし、組織に属していると許容してくれる組織風土があるってことだよね。

そのありがたみや期待に応えるためにも、いつか来るであろう栄光を目指してくじけず行動し続けるしかないんじゃないの。

どんなみじめな経験も、将来の栄光にかすみ笑い話になるから。

 

【事例】

カカトコリさんは元々のお仕事は工業ダイヤ系のセールスエンジニア。

初めて、上場企業さんの技術コンサルをした時のこと。

担当部署は、技術開発部。

「この方法が有効かもしれません。
 つきましては、工具代がウン十万円かかるんですが」

と、こわごわ説明したのね。

「うん。
 その程度でできるんだ」

と、こちらが拍子抜けする返事。

よくよく聞くと、担当役員、担当部長、担当課長にそれぞれ、フリーハンド、つまり、上司の了承を得る必要のない予算枠を準備しているとのこと。

いってみれば、失敗の予算化ってこと。

この「失敗の予算化」という考え方理解できますか?

たとえば、交流会などに参加した時に意気投合し二次会、三次会と行きたいときに、上司や組織の決済を待っていたらどうなります?

タイミングを逃してしまいますよね。

いくら、意気投合しても、実際のビジネスにつながるかどうかは別問題だし、受注に結び付いたとしても継続的取引になるかどうか期待はしても予測はできませんよね。

でも、行ってみなければわからない。

弊社も、真似して、役職に応じて予算を持ってもらっています。

領収書は必須だけど、成果を問わない予算を。

と言いつつ、うっかり失敗もしているんだよね。

なにを失敗したのかというと、肝心な代表者に予算を振り分けるのを忘れている(おいおい

なので、時々、経理部に領収書を蹴られることがあるんだよ

もちろん、自腹(涙


次の事例

こちらは財閥系メーカーさんの直系子会社さん

今朝も経済欄どころか、新聞によっては一面トップを飾っていた某財閥。

現場の人たちは真摯でまじめだし、もっている技術も素晴らしい。

残念なことに、財閥のグループ内で充分に仕事ができていたから、営業方法も販売法も蓄積もノウハウもない。

コンサル依頼は拙著『幸せな人には当たり前なのに多くの人がやっていないこと』(あさ出版)のプロフィール。

上場企業さんもそのころには数社はこなしていたので、コンサルフィーとは別に毎月いくらくらい使えるのかという超現実的な会話からスタート。

担当役員さんの持っている予算と、カカトコリさんが提示した必要予算(人件費は除く)が2桁も違うのよ(ビックリ

零細企業が大企業のマネをしても勝てるわけがないと納得したと同時に、後悔が・・・・

もっと、コンサルフィーを請求するんだった(おいおい 笑

20人近いプロジェクトチームを編成してくれて、提案した以上に行動してもらえて、2年で8倍近い売り上げを計上することができました(めでたし、めでたし)

で、終われば日本昔話にも取り上げられるかもしれないんだけど、実は後日談があり・・・・(ここでは言えない 笑

もちろん、今でも「売れるからくり」は回り続けていますよ。

予算があるので、毎月の課題を着々と積み重ねてくれてプロジェクトチームのメンバーのおかげなんだけどね。

 

【役職と予算】

翻って、我々、中小企業の実情はどうよ?

専務はなんにもせんむ じゃなく 専務としての権限と予算を持っていますか?

幹部社員とか部課長という名称で責任だけ押し付けていませんか。

リッツカールトンでは役職に関係なく、つまり、平社員でも顧客サービスのためのフリーハンド予算を社員一人当たり10万円準備しているそうです。

カカトコリさんの会社ではパートでも毎月、一人当たり2万円の予算を割り振っています。

予算なので、使わないこともあるのですが、フリーハンドなので自主研修や図書研究にも使っているみたいです

 

【まとめ】

失敗の予算化

権限とフリーハンドの予算

そのためには、経営指針の共有と日ごろのコミュニケーションが重要。

経営指針の中には、失敗を予算化した事業計画が当然含まれる

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。


【過去セミナー参加者の声】


【昨日の出来たこと&嬉しかったこと】

夕方から女性起業家さんと面談
事業計画と未来予想を混同していたみたい。
計画は未来のために何をするかを決める事。
ここの所、成長のスピードが加速しているみたいですごく嬉しい。
一年後のは十倍の売上になるのか?
もちろん、実践するのはクライアントさん自身なので成果も責任もクライアントさん自身なんだけどな

 


 
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