歴史頭脳を持っているか

   

歴史頭脳という聞きなれない言葉でスタートです。
歴史そのものに詳しいことじゃなく、歴史から学び取る能力のことだと思っています。
過去のどんな出来事が今に影響してきているのか。
国家の歴史もあなた自身や各家庭の歴史も構造的には全く同じ。
どんな視点で学べばいいと思いますか?

 

今朝の気になった言葉
 
 北朝鮮
 

 
 裸の王様
 
日経ビジネスにこんな記事が出ていました。
 
ここから引用

上司の間違いを指摘しないでいることが死に直結しかねない民間パイロットや海上自衛隊・特殊部隊の世界では、立場にかかわらず率直に意見交換できる組織づくり、対話術が発達した。
 
ここまで引用
 
会社も社長の間違いを指摘できる雰囲気がないといずれ沈没してしまいますよね。
 
平家物語の栄枯盛衰・勝者必滅は清盛が身をもって証明してくれています。
 
 
オヤジの極悪非道をあっさり認めたあのボンボン。

貧困にあえぐ国民を無視し、やたらと国家予算をドンパチドンパチと打ち上げているけど、どんな親子関係だったのか、どんな思想教育を受けてきたんだろう?
 
どこかに、近親憎悪のトラウマでも抱えているんだろうか?
 
実は、同族経営の多い中小企業の事業承継でも似たような場面に出くわすことは少なくありません。
 
というか、自分自身でも体験したよ。
 
 
ということで、本日は歴史から何を学び取るのか、というお話です


 

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。

ビジネスの入り口は集客です。

集客を入り口とした経営コンサルタント。

良い会社を創りたい良い経営者さんを応援します。

時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。

得意分野はコンサルタントコンサルティング。

多くのクライアントさんから

「解かりやすく実践的で、成果に結びつく」と好評をいただいています。

良い会社を創りたいと頑張っている良い経営者さんの良きパートナーになることを目指しています。

 

自分の歴史から学んだことを頑張って実践し続けたら
   
祝! メタボ予備軍卒業
\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
三唱してみた(笑

 


 
◆ 歴史頭脳を持っているか

 

【タイトルはコピーです】
 
尊敬する長谷川慶太郎先生の著作のタイトルのまんまです(エッヘン 
 
ちなみに、副題は「“戦争”を感傷でふり返る時、国家は消滅する」

長谷川先生は一時期、共産党に入っていたことがありますが、自虐的歴史観を持っていないところが好きです。

名著も多いので、一読をお薦めします。

20代の頃によく読んでいた作家さんの一人。

 

【こんなリクエストが届きました】

11月10日の還暦祝い特別企画『10年ビジョンのあるべき姿』にこんなリクエストが届きました。

ここから

過去の歴史から学べ、ということを教えていただいたことがありますが、もう少し深く知りたいので具体的にどんな視点で見ていけばよいか聞いてみたいです。
 
ここまで

ちなみに、この女性、趣味で大東亜戦争時代の軍艦のプラモデルをいっぱい作っているのに、その軍艦製造のいきさつや戦略的な意味を全く知りません。
 
実にもったいない。
 
当時の歴史的背景や、戦略的な意味を研究したら、それだけで『女性軍事評論家』として多くのマスコミに引っ張りだこになったかもしれないのに。

たとえば、有名なレイテ沖海戦
 
どんな戦艦がどんな役割を果たしたのか、どんな戦略だったのか

さらに、人物にフォーカスし、誰が指揮官で、誰が参謀で、どんな人がキーパーソンになったのか
 
そんな戦艦の側面を研究すると楽しいのに
 
戦艦と言えば「戦艦大和」

宇宙戦艦ヤマトと設計思想はどうちがうのか、なんてのも面白そうなんだけどなぁ

 

【なぜ歴史が嫌いになるのか】

大きく分けて2つあると思うんですね

目的が理解できない年号の暗記

聞きなれない、外国の人物の名前と地名の暗記

正直、歴史好きのカカトコリさんもこの2つは苦手というか、もっといえば、大人の歴史の勉強には必須ではないと思っています。

もちろん、暗記できていた方が良いですよ。賢い人に思われるから。

でも、大人が歴史を勉強する目的はほかにあると考えています。

セミナーのエンディングではいつも H to H という話をします。

どんなお仕事でも人と人の関わり合いだよね、と。

歴史から学ぶべきことは、どんな出来事の時に人はどんな選択をしてきたのか、ということと世の中が動くカラクリ。

たとえば、奥州藤原氏。

当時の平泉は朝廷のある京都よりも栄えていたそうです。

その奥州藤原氏はなぜ四代で滅んでしまったのか。

世界に目を転じましょう。

いまは世界を牛耳りブイブイ言わしている太平洋の向こうの主食は小麦中心なのになぜか米の国と表記される大陸国家。

建国から400年少々しか経っていません。

そのまえはどうだったのでしょう?

そうそう、歴史を学ぶなら記憶しておいてほしいことがあります。

当時の行動を現代の価値観で批判することほど野蛮なことはありません。

『防人』(さきもり)って知っていますか?

大和朝廷の時代におもに大宰府の守備のために近畿から派遣されていく一般国民のことです。

当時は兵役がありました。

新幹線も無ければ高速道路もありません。

恋人と離れての単身赴任。

いまなら、スマホで連絡をいつでも好きな時にとれますが、当時は思いを伝える手段がありません。

スマホどころか近代的な郵便制度ができたのは明治維新以降ですから。
 
思いをつづることくらいしかできなかったおかげで、『万葉集』ができました。

だから、『万葉集』には恋の詩が多いのです。

時は移り、ヒット曲も恋の詩が多いですよね。

人間の基本的な営みはほとんど変わっていません。

美味いものを食って、素敵な恋をする。

ここに尽きます。

 

【あの問題の根本も同じ】

最近、強く思うことがあります。

「親に感謝できない人は幸福になれない」

戦国大名を見てみましょう。

当時は正室と側室が後継者争いを良くしていました。

信長も兄弟でもめていました。

家康も正室の子と側室のこの問題で悩んでいました。

秀吉は正室に子供ができませんでした。

伊達政宗も独眼竜として有名ですが原因は母親にあると言われています。

親子関係、兄弟関係、閨閥問題・・・みんな悩みを抱えていた。

信長は側室問題に巻き込まれるのを避けるために側室を持たなかったんじゃないか、という説もあるくらいです。

何が言いたいのかというと、一言で言えば「親も完璧じゃない」ということ。

親がしてくれたことに感謝するのは当然ですが、親がしたことで受け入れがたいこともあると思うんですね。

親と同じことをしなければ良いだけのこと。

つまり、反面教師ですね

そのことに気づかせるために、あなたの親になってくれたことに感謝する。

ほかの表現をするなら「親を赦す」という事なんだと思います。

いつまでも子供の頃の感情をひきずったまま生き乗るのは苦しくないですか?

「トンビが鷹を生む」という表現がありますよね。

親も完璧じゃないんだと、ひとりの大人として客観的に見てあげることはできませんか?

同族経営の後継経営者さんのなかには、「あんな社長にはなりたくはない」と自分の親を否定する方も少なから
ずいます。

あのね

会社をつぶさないでいてくれただけでもありがたいことなんだよ。

話がそれているかもしれんけど、ついでにもっと言おうか

どんだけ、貧乏しても女郎屋に売られたり、間引きと称して殺されたりしなかっただけでもありがたいことなん
だよ。

昭和初期まで、困窮すると女の子は女郎屋に、男の子は丁稚奉公に出されていたんだからね。

歴史を学ぶと、いろんな問題を解決できたり、課題解決のヒントと見つけたりできるよ

 

【まとめとして】

歴史の勉強の目的は、どんな時に人がどんな心境でどんな判断を下してきたかを学ぶ事

ビスマルクのこの言葉を贈っておきます

『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』

とりあえずのおすすめ図書は出口治明さんのこれ
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あなたの歴史観がきっと変わるよ


【追記】
 
11月10日のセミナーの詳細・お申し込み方法は今すぐリンク先をお読み下さいませ
⇒ 10年ビジョンのあるべき姿

 


【過去セミナー参加者の声】
  


【昨日の出来たこと&嬉しかったこと】

クリスマスプレゼントの準備が着々と進行中
どんな切り口にするかが残っているんだけどな
お楽しみに





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