会長と社長が喧嘩ばかりする
目的、目標、手段は混同されがち。
なんのために、どのくらい、どうやってと言い換えれば簡単。
中小企業は同族経営が多い。
目的や目標は共有しても手段でもめる。
原因はコミュニケーション不足と過剰期待。
信頼し期待しているだけでは上手くいかない。
今朝の気になった言葉
東京駅
と
ワールドカップ
クロアチアが3位になりましたね。
そのクロアチアと善戦した日本は確実にレベルアップしている。
今後が楽しみ。
そして、いよいよ、決勝戦。
明日は仕事にならない人が多いんだろうな(笑
本日は東京駅の日
明治時代からあるのかと思ったら、大正三年の完成なんだとか(ビックリ
しかも、東京駅の位置は、江戸時代からの繁華街である京橋側ではなく、建設当時はまだ野原であった丸の内側に建設されたらしい。
タイムマシンがあれば、野原を買い占めに行くんだけどなぁ(爆
さて、本日は社長夫人からの質問。
父である会長と長男である社長が喧嘩ばかりしていると
仲が良いんだろうなぁ
どういうことかと言うと・・・
【カカトコリのミッション』
良い会社を創ろうとする素晴らしい経営者の良き伴走者になる
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
良い会社を創りたい良い経営者さんに寄り添います。
時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。
多くのクライアントさんから
「解かりやすく実践的で、成果に結びつく」と好評をいただいています。
月末の引っ越しに備え準備中
整理したとは言うものの、2,000冊近い蔵書
出張族だったので大量の衣類が大変
◆ 会長と社長が喧嘩ばかりする
【同族経営の中小企業】
同族経営の中小企業の奥さんからこんな質問が届きました。
ここから
父親である会長と、社長である長男が喧嘩ばかりしていつも社内の雰囲気が良くないです。
主人が社長なので、少しは会長の顔も立てたら?と言うのですがなかなか言うことを聞いてくれません。
むしろ「あんな古い考えでは時代に取り残される」と、益々エスカレートする状態です。
間に入る私の身にもなってほしいものです。
カカトコリさんも、お父様の会社に入社したと聞きました。
こんな時にはどうしたら良いのでしょう?
アドバイスを頂けると幸いです。
40代 経理担当事務員 女性
ここまで
素敵な質問をありがとうございます。
うちもよく喧嘩していましたよ。
会長である父が会議に出てくると議事が進まず、月例会議には出禁にしたくらいです。
ただ、筆頭株主だったので、四半期ごとに仮決算報告はするのですが、逆効果でしたね。
会社をどのような方向に進めようとしているのかと言うコミュニケーション不足で、益々、喧嘩のネタが増えてしまいました。
元々の業務がお客様の海外流出と言う構造不況になり、次のビジネスをいくつか立ち上げようとしたら、自分の『過去の栄光』を否定されたように受け取るものだから、本当に大変でした。
気持ちは理解できるのですが、責任者としては利益の上がらない、将来の見込みの薄い部門に社員の人生を投資するわけにはいきません。
まさに、感情と勘定のぶつかり合い。
冷静な時には合理的に判断する父も加齢に伴い、ボケの症状も出始め、その対応でも大変でした。
ごめんなさい。
ついつい、愚痴っぽくなってしまいました。
【喧嘩の根本原因】
ひとことで表現するなら明らかな『コミュニケーション不足』
これに尽きます。
社長を25年もやってやっと気づきました。
毎月、毎月、半分は地方出張。
入社はしたものの、独身時代は会長と同居はしていたものの、夕飯時にはいつもいない。
結婚してからはずっと別居。
いまから思えば、社長教育する機会を自ら放棄していたようなもの。
ビジネスそのものには寿命があるように、会社にも寿命があるから、いかに寿命を延ばすかを教えてもらわなきゃならないのに父からは教わった覚えはほとんどありません。
ビジネス書やセミナー、コンサルの先生に教わりながら経営していたので、父から見たら「勝手にやっている」という気持ちだったんだろうなと思います。
せめて、ゼスチャーで良いので、教えを乞う姿勢だけでも見せていればぶつかり合うことも少なかったんじゃないかと反省しても、もう遅い。
どんなにか歯がゆい思いをさせていたのかと思うと、人間がいかに未熟かと反省しきりです。
【ちょっとだけ深い話を】
人間だれしも、いくつになっても未熟者。
父も社長職も会長職も、もっと言えば、人生そのものが初体験。
こちらも、まったく同じ。
なのに、「お互い身内だから言わないでも解るだろう」だけじゃなく、そのうえ更にお互いへの過剰期待。
勝手に過剰に期待し、思い通りに行かないからこれまた勝手に近親憎悪の始まり。
お互いに魂レベルの修行中なんだと解っていて、少しだけで良いので謙譲の気持ちがあれば良かったのかもしれないな。
そんなことを、あなたの質問をきっかけに反省中です。
『老いては子に従え』
という言葉がありますから、今日の記事をプリントアウトして何気に会長の机の上にでも置いておきますか?(笑
【冷静に分析したこともある】
現実的な経営の目標は、最小努力で最大限の成果を出すことだと思います。
稼いだ利益をどのように次に投資し続けていくかが企業の存在意義や存在目的。
具体的には経営理念に反映されることですね。
何のために、どのくらいとい部分です。
企業の存在意義や目的を支えるのが、いくら稼ぐのかと言う目標。
そして、目的を目指したり、目標に挑戦したりするための方針や計画、具体的な手段や手法があります。
ややこしくなるのが、ここからなんです。
カカトコリさんもセミナーをさせてもらった日本経営合理化協会の大牟田先生が言われるように、打つ手は無限にあるから。
つまり、喧嘩の内容を冷静に分析すると手段でぶつかり合っていることがほとんどです。
マーケティングは仮説と検証の繰り返しなので、期限と予算を決めてやってみないと判らないんですよね。
たとえば、昔ながらの訪問販売で行くのか、通信販売に取り組むのかなど。
事前に、話し合いながら、お互いの意見を交換しながらより良い方向に良ければ最高だと思いませんか?
ほんと、冗談は抜きで、お互いがいつまでも意地の張り合いをしていたら良いことにはなりません。
「カカトコリさんと言う人のブログにこんなことを書いていたよ、参考になるから読んでみて」と言いながらこの記事を渡してあげて下さい。
親孝行、したい時に親は無し
参考になりましたでしょうか?
素晴らしい質問をありがとうございました。
どうなったかも教えてくださいネ
いつかどこかでお会いできることを楽しみにしています。
【追記】
この記事の内容には後日談があるのですが、時期が来たらまたブログに書くかもしれないのでお楽しみに。
【追記2】
『戦争論』(クラウゼヴィッツ著)より
戦争は外交手段のひとつ
喧嘩はコミュニケーションのひとつなのかもね
喧嘩しようにも相手がいないとできないよ
【過去セミナー参加者の声】
【昨日の出来たこと&嬉しかったこと】
おひるはお蕎麦で軽めに
前日の忘年会で食べ過ぎた(反省
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