経費削減のマイナス効果とは
経費を削減したいのは多くの社長が考える事。
削減しすぎると、マイナスの要因として、社員さんの士気やモチベーションのダウン。
できる社員の退職。
取引先の風評や信用不安につながります。
経費の削減だけでは業績の改善は難しい。
やるなら二面作戦がお薦め。
今朝の気になった言葉
副業
と
笑顔
今日はニコニコの語呂合わせで笑顔の日
笑うと免疫力が高まるらしい
一人住まいになり、笑顔が減っているなぁと反省中
創り笑顔でも楽しくなるから鏡を見ながら笑顔の練習しようかなぁ
日経の記事より引用
副業で赤字が出たとする虚偽の申告書類を作成し、給料から天引きされた源泉徴収税額の還付を受けようとする不正が増えている。」
中には会社員がSNS(交流サイト)上で不正代行業者に申告書の作成を依頼する事例もある。
ここまで引用
脱税は違法行為
追徴課税などの重い罰則があるし、副業禁止の会社なら十分解雇理由になるよ。
おいしそうの思える話にだまされないようにご注意ください。
さて、本日は経費の削減をしたいけど、プラス面とマイナス面の両方を考え悩んでいる社長さんからの質問です。
短期的には帳面上は利益が出たように見えるんだよね、経費削減は。
【カカトコリのミッション』
良い会社を創ろうとする素晴らしい経営者の良き伴走者になる
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
良い会社を創りたい良い経営者さんに寄り添います。
時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。
多くのクライアントさんから
「解かりやすく実践的で、成果に結びつく」と好評をいただいています。
上の階の排水に問題が発生
工事前の挨拶が無かった(怒
きょうびこんなもんなの?
ちなみに作業現場はマイルームです
◆ 経費削減のマイナス効果とは
【モチベーション】
サービス業の社長からこんな質問が届きました。
ここから
売上が伸び悩んでいるので、どうにか利益を確保しようと会計事務所の先生に相談したところ経費削減を提案されました。
役員報酬を引き下げるのは仕方ないとしても、ほかの経費を削減してしまうと社員の士気やモチベーションが下がってしまうのではないかと不安が沸き上がります。
すでにある程度は絞れる経費は絞っているので次は社員の給料に手を付けなければなりません。
そうなると、将来に不安を感じるのじゃないかと、なんとか阻止したいと思っています。
なにか打つ手がありませんか?
50代 サービス業経営 男性
ここまで
素敵な質問をありがとうございます。
驚きました。
いまだにいるんですね、「経費削減」を金科玉条のように指導する先生が。
たしかに、俗にいう経費、販売管理費の中には少ない方が嬉しいものもありますが、多い方が嬉しいものもありますよね。
たとえば、通信費。
すぐには売上には反映されませんが通信費が多いとその翌月か翌々月には売上が増えていませんか?
消耗品費や修繕費は少ない方が嬉しいですが、将来の売上につながる経費や売上が伸びたことによって発生する経費は多い方が良いに決まっています。
つまり、経費は、将来の売上につながる経費、売上が伸びたことによって増える経費、利益を圧迫する経費などに分けることができるということです。
もちろん、相談された先生もご理解していることだとは思いますが、より具体的に説明しないと誤解が生まれてしまいますよね。
特に、日ごろ経理データーに無関心な部署や社員さんは根拠もなく、好き勝手な噂をしあうものです。
防止策としては、決算書はもちろん、毎月の試算表も社内で共有し、かつ、経理データーの読み方を勉強することをお薦めします。
慣れるまでは大変かもしれませんが、よくよく決算書を見て下さい。
基本的には、足し算と引き算だけじゃありませんか?
ややこしく感じるのは、日ごろ耳にしない単語が出てくるからです。
ひとつ一つの単語の意味が理解できると経理データーはそんなに難しいものじゃありません。
会計分析になると資本利益率などの割り算も出てきますが、経理や投資部門でなければ意味が解からなくても大勢に影響はありません。
単純に、粗利、営業利益、経常利益の違いが解るところが入り口。
そして、先ほどの販売管理費(経費)の分類(仕訳じゃない)ができるようになれば社員さんからも積極的な意見が出るようになると思いますよ。
そうそう
ついでと言うと、語弊があるかもしれませんが、社長を筆頭になぜ役員報酬が高いのかも説明できるようになってくださいね。
社員さんのお給料はおっしゃるように士気にもモチベーションにも大きな影響を及ぼすので賛成は致しかねます。
とはいうものの、会社の状況の説明はしてください。
減給しないために売上を伸ばし、抑えるべき経費にはどんなものがあるのかを。
そして、当然これまでにもやっては来られたとは思いますが、社員さんからもアイディアや意見を募集して下さい。
特に、いままでトップダウンの、俗にいうワンマン経営をしてきたのなら、絶対です。
経理情報の共有も、意見募集も社員さんを信頼していないとできません。
人は信頼されると、期待に応えようとします。
経営コンサルタントという仕事柄、今までに多くの企業の社長さんは当然、社員さんとも接してきました。
時々、セミナーで事例紹介する、たった2年で売上げを8倍にしたクライアントさんは「売れるからくり」を自社に合うようにアレンジし、実際に運営したのは現場の社員さん達です。
おそらく、社長では無理だったんじゃないかと(読んでいないことを祈ろう 笑
【なぜ、社員さんの意見が業績を改善するのか】
ちょっと思い出してみて下さい。
学生時代のことを。
先生に教わった事と、自分で教科書や参考書を読み込みながら気づいたこと。
どちらが記憶に残っていますか?
人は教わったことはできなくても、自分で気づいたことならできるんです。
経営コンサルタントは気づきのヒントとトリガーを提供しているだけなのです。
20年以上、毎月、セミナーをしていますが、「〇〇について教えて下さい」と答えを求めて参加する人がブレイクした事例は皆無と言っても決して過言ではありません。
セミナーやコンサルはあくまでも思考の入り口。きっかけにすぎません。
強いて言えば、教えたことに対するリアクションを見ながら、さらに理解を深めてもらおうとその時々に合致した質問をするくらい。
社内の現場でできることを一番よく、深く知っているのは社員さん達です。
ぜひ、社員さんを信頼し、意見を聞いてみて下さい。
社員さんの自主性や主体性を引き出したいのなら、解決策を支持するのではなく、問題提起をし主体性に任せましょう。
あなたが思っている以上の素晴らしいアイディアがでるはず。
もちろん、信頼関係は一朝一夕で構築できるものじゃありません。
しかし、諦めるには早過ぎます。
社員さんと一緒に業績を回復させましょう。
素晴らしい質問をありがとうございました。
参考になりましたでしょうか?
どうなったかも教えてくださいネ
いつかどこかでお会いできることを楽しみにしています。
【過去セミナー参加者の声】
【昨日の出来たこと&嬉しかったこと】
お昼は久しぶりのお蕎麦
夜は金曜日の残りのお肉
焼き加減が難しい
メールマガジン執筆 1本
引き続きの経営指針書との格闘
事業計画からの現実としての行動計画で悶々と(笑
本日もお読みいただきありがとうございます
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